プチ社長日記:『ローレライ』の話



■あらすじ
米軍相手に潜水無双をやって東京原爆投下阻止。

■れびゅーのようなもの(ネタバレあり)
私の好きな潜水艦ものであるが、今回は実話を基にしたものじゃなくて完全なSFエンターテイメント。
だからローレライシステムに突っ込むなんて野暮ですぜお客さん。
当該システムを除いては
_寡村圓噺世錣譴心歪溝膤萍
途中のクーデターで狭い艦内大騒ぎ
というツボを抑えて手堅く、安心して見られる。

ただ、途中のクーデターであるが、クーデターされる方もする方も、一人のキーマンに任命されてるので、『何その壮絶マッチポンプ』という感が拭えない。狭い艦内でケンカさせんなよ。
ハーラ役の女性も可愛いし(芸能オンチにつき名前知らず)、エンターテイメントとしては楽しいです。
個人的には役所さんの『とーりかーじ』と『メインブローちょい上げ!』いう台詞が好きです。
ちょい上げ。

プチ社長日記:『逆転のグローバル戦略』の話

アクセンチュアの西村裕二さんの本である。

長年にわたるハイパフォーマンス企業と多極化世界の研究から、向こう3年間の、とりわけ日本企業のとるべき戦略を記したものになる。

かつて『ジャパン・アズ・ナンバーワン』と言われ、日本が各国のビジネスの手本として研究されてきた。結果、サムスンなどの後発企業が日本企業を追い抜き、今や日本から特に学ぶものがないのが実情である。
まぁ、サムスンもサムスンで笑える問題とか抱えてるけど。
(今だに日本は技術立国だ、と思っている人が多い。それは『一番じゃなくてはダメなんですか?』とか言ってる馬鹿がやってる素人仕訳を見てもわかる。勿論、実態としては今や日本のお家芸の製造業でも押されまくりといのが現状である。)
この現状を真摯に受け止め、初心にかえって戦後の優秀な経営者を輩出した時代のように、学ぶべきものはたとえ新興国企業からでも徹底して学びましょう、という視点は好感が持てる。が、それ自体は決して目新しいものではない。

本書はこれに『サブプライム以降、各国の攻勢が一旦止んでいる今の内に、再び追いつき、追い越せ』と3年の猶予期間の設定を加えているのが良い。
誰だ『火事場ドロボーですか?』とか聞いてる奴は。

で、『じゃあハイパフォーマンス企業ってどうなのよ?』という話が次に来るのであるが、それらを3章以降の5つの視点(力)で詳しく見ていく。つまり市場創造力・M&A力・ものづくり力・オペレーション力・経営管理力である。
日本のお家芸である、ものづくり力も入ってるのが現状を物語る。

ハイパフォーマンス企業としていくつか例が挙げられ、中にはアクセンチュア自体の事例が載ってて、当時リアルタイムで見てたものには、非常に面白い別の見方ができる。
また、しばしば取り上げられる日本電産も親しい人から内情を聞いてたりするので複眼的に見られて楽しめた。
そういった個人的な事情を差し引いても、よく纏まっている本であると思う。

読者層としては、どちらかと言うと大企業、それも製造業に近い業種のマネジメント層だとドンピタであるが、当該業界以外で働くマネジメントの方や投資家、それらに影響を受ける(下請けなどの)企業に勤める方も読んでおいて良い内容である。
まぁ、時間のない方は、総論である1,2章と総括の8章だけで良いと思うが。


■追記
因みに、本書のカバーは世界地図を上下『逆転』させたものである。
「『逆転のグローバル』だから世界地図反転でいいよねそうだよね」、という安直な経緯だったら笑えるな。

プチ社長日記:『007 慰めの報酬:ゲーム』の話

JUGEMテーマ:ゲーム

■ゲーム内容
007のFPS。

■レビューの様なもの
本当は大分前にクリアしてたんだけど。
今のボンドが好きなので、ゲーム版も期待してしまったが、最後までボンドはじめ登場人物が日本語を話すのが受け付けなかった。
FPSとしてはまぁ、そこそこの出来だが、コール・オブ・デューティなどには及ばない。
映画ファンには、映画そのまんまのシーンなどがあって面白いが、ゲームとしては総じてオリジナルのシーン(例・モンテネグロ行きの列車の中のシーン)の方が面白い。
難易度は特に上がっていくとは感じられず、ギミックといえる電子鍵の開錠操作も最後は若干めんどくさく感じる。
アストン・マーティンのカーチェイスやスカイバス(だったと思う)の空中戦シーンもゲームではカットされており、乗り物操作のシーンはない。
007の世界観が相当好きでなければ、とりたててやる必要はないという印象だ。それも、日本語だけど。

プチ社長日記:『風邪ひいてるのでおとなしくDVDなど』の話

・・・それにしてもJUGEMの商品紹介機能は著しく改悪されたな。つかいづらい。。

【ファイトクラブ】
■あらすじ
妄想プレイがエスカレート

まぁ、今更述べるまでも無い。
好き嫌いがはっきり分かれる作品で、私は前者。まぁ、空手部出身ですし。
ブラピはやっぱりチンピラ風が似合う。
妄想癖のある人は是非!

【バベル】
■あらすじ
3並走する災難話
(原住民の話を切出すと4並走ともとれるんですけど。)


こっちのブラピはだいぶ老けてる。最初、プラピを初めとするキャストに比べ、日本の少女役の知名度が低いのが気になったが、いきなりの御開帳で納得。
タイトルにどんな意味があるのかわかりませんが、旧約聖書の「バベルの塔」のように人間の驕りを戒める話にはなっておらず、『ちょっとした過ちが物凄い勢いで惨事になる』と解釈できる話が2つあるが、残りの一つ(日本が舞台)はそれに該当しない。
時系列的にも日本の話は必ずしもリンクしていない(数日〜数週間後の話)。
結局、「で、どうなのよ?」みたいな。
そういう意味では、タイトル倒れ感は否めず、消化不良感が残る。

【アドレナリン】
■あらすじ
外国版:間 寛平


「ワシ、止まったら死ぬねん」と言いながら吉本新喜劇の舞台をのた打ち回る、間寛平@老人をジェイソン・ステイサムが演じていると考えればおおよそ当たっている。多分。
好きな役者が主演なのだが、銃撃戦が多くて、あまりステイサムの魅力である格闘戦や、小才の利いた戦術が見られないのが残念。それなりの笑いの要素はあるけど、分かりやすい笑いで、エスプリの利いたものではない。
設定が似ているだけあって、どうしても較べてしまうトランスポーターには遠く及ばない、というのが正直なところ。

【スターリングラード】
■あらすじ
二人のスナイパーが戦う

上記『ファイトクラブ』同様、実は昔から何度も見ている作品。
台詞を訳した本が当時出版されていて、英語の勉強用にそれと照らし合わせてビデオを何度も見た。
今は英語字幕が選べるので、いい時代になったもんである。

以前も触れたかも知れないが、私は映画を英語の勉強にも使うのであるが、当該目的に対して戦争モノはお勧めである。理由は主に以下。
〇慘瓩覆鼻簡潔且つ大声の台詞が多い
△靴も、何度も繰り返し言ってくれる
敵味方がはっきりしているのでストーリーは単純である
(お約束で付け加えられるラブストーリーにしたって、「生きて帰ってきて」とか「何故たたかうの?」といった型に嵌ったものが多いので安心)

ストーリーは、これまた私の好きな実際の話をベースにしたものであり、どちらかというと派手なドンパチより心理戦の好きな私にはツボである。(余談だが、スナイパー戦の話の他に、潜水艦戦も同様のカテゴリに入る)

本作品の方であるが、話自体は例に漏れず至極簡単で(ひねりようがないけど)、実在(実際は「祭り上げられた」、という感じだが)のスナイパーであるヴァシリ・ザイツェフの活躍を基にアレンジした話である。
田舎出身で若いヴァシリと、エリートで老練なドイツ側スナイパーとの対比といった構図もありがちだが利いていて、お約束である付随ラブストーリーでもハートブレイク・スナイパー@内田有紀かと見まごう凄腕を発揮して難なくゲット。あぁ、見てて安心である。
因みに、狙撃は狙撃手と観測手の二人三脚が現代狙撃の基本だが、こちらは単体同士で戦う。歴史上のヴァシリに観測手のパートナーがいたかは正直分からない。赤軍といえども軍隊である以上は組織な訳で、まぁ映画みたいに一人で戦う、なんてのはありえないとは思うが。

まぁ、手堅く纏まってるので、見て損はないかと。はい。

プチ社長日記:『レイヤー・ケーキ』の話

『007』シリーズのダニエル・クレイグが主演であり、『Snatch』の元製作者が監督をしている作品。
両方とも好きな作品なので、期待どおりハズレではない。

作風としては『笑いの要素のないSnatch』で、コミカルなところは無い。(皮肉を込めた会話が面白い、と言えば面白いが。)
その分、速いストーリー展開で全般的に緊張感が漂う。
ダニエル・クレイグはこのときは少し痩せているが、それが却って神経質っぽく見えて同作品にはあっているかも、といった印象。
脇を固める役どころも、『Snatch』ほどのアクはないが、それぞれキャラが立っている。
舞台も、ロンドン郊外の雰囲気が良く出ているし。(あの寂寥感が良いです)

全体としては、肩の力を抜いて見るにはストーリーの速さから無理だが、真剣に向き合うにはちょっと内容は軽い、といったところか。でもダニエル・クレイグ好きは見るべきかと。

プチ社長日記:『007慰めの報酬』の話

■あらすじ
007が復讐にいそしむ。 


■レビューのようなもの
舞台が目まぐるしく変わり、アクションも陸・海・空のひととおりを短めの時間に凝縮し、テンポ良く進む。
が、前作「カジノ・ロワイヤル」では秀逸だった、ポーカーにおけるプレーヤー間の緊張の描写や、知的な女性ヴェスパー・リンドとの登場シーンから始まる会話の応酬のような心理面を描いたシーンが少ない。新しい監督だからかなぁ。
「復讐に燃えたボンド」っていう設定は理解できるが、もうちょっと洒脱なところがあってもいいかなー、と。ちょっとその辺があれば奥行きがでたのに残念。

一方で、Mと007との信頼関係は今作で更に進んで、大臣に目をつけられながらも、ボンドを守ろうとする、MI6の頼れる『おっかさん』としてのMが良い。007の暴走もMあってのこと。

ソニー・ピクチャーズだけあって、携帯は全てソニー・エリクソン、パソコンは全てVAIOなのだが、ターナーが使っているVAIOがTypeUである。知らんうちに市場から消えたモデルが写ってて、「おー、こんなところに」と感慨深い。使われてるのを初めて見た。(リンクはサポートページであって、販売ラインからは消えている)

TypePは映画製作に間に合わなかったんだな。『カジノ・ロワイヤル』の冒頭シーンでチラッと写るウォークマンもそうだが、日本人としてソニー製品が垣間見られるのは楽しめますな。

プチ社長日記:『デス・レース』の話

 

■あらすじ
リアル・マリオカート。

■レビューのようなもの
ジェイソン・ステイサム(ジェイスン・ステイザム)が好きなので、なんとなくクソ映画風味だったのだが見てみた。

結論としては、「CGを極力使わずスタントで撮影した」という事実を踏まえれば見ごたえのあるアクションシーン満載で、娯楽大作としてはいい感じかと。

撮影方法を解説しているので自分にとっては、ボーナスメニューの監督たちの解説付きの方が本編よりも面白い、という稀有な作品である。

レースの実施方法は、いろいろ映画中でも説明があるが、まんまマリオ・カートなので解りやすい。
(一番先にマーク(マンホールみたいなやつ)を踏めば、攻撃/防御アイテムがゲットできます)

最後まで残るライバルがクッパ大王(=一番重量がある)というのも頷ける。
残念なのが、防御武器がナパーム、スモーク、オイルという設定であり(撒きビシ使ってるやついたけど)、バナナの皮がないこと。
バナナの皮でステイザムの車とかスピンしたら超ウケるんですけど。

マリオカートの筐体使って、そのまんまゲーム化を激しく希望。
もしくはクイック羽生とかでやってくんないかな。参加するんだけど。バナナの皮で。

プチ社長日記:『ウェブで一発当てる方法』の話

 カヤックさんの本です。

直球なタイトルですが、これを気取って言うと、『スマッシュコンテンツ作成のアプローチ』とかになるんでしょうか。

『あぁ、これ面白いね』とか言われてネット上で話題になる、所謂スマッシュコンテンツを作成するにあたり、ある程度の方法論化を試みました、みたいな本である。
あれ、あんま言ってること変わんないか。

ウェブサービスが、どんどん少人数、究極的には一人で構築できるようになる中で、組織としてヒットを出すにはどうするか、というノウハウが書かれているのですが、まぁ、『アンテナ張って情報集めて、思い立ったらガーッと作りましょう』みたいな感じで、博打の張り方としては凄く真っ当かなぁ、と。

ただ、ブレストのやり方について突っ込んで書いていたり、スマッシュコンテンツのうちのいくつかは具体的な収益とか書いてあり、読んでて有益なことも多い。
結構有名なサイトでも、意外に儲かってなくて萎えるけど。

構成はよくできていて、特に最後の制作者インタビューは読ませる。

ウェブサービスに興味がある人にはお勧めです。

■追記
個人的には、組織でやることのメリットも大きいと思っている。
特に組織だとモチベーションを維持・高めるカラクリができたりする(昇進、とかね)のは大きいかな。

プチ社長日記:『アップルシード・エクスマキナが予想以上に面白かった件について』の話



■あらすじ
狂信家を成敗

■レビューのようなもの
中学生だった頃の私にとって士郎正宗氏の『アップルシード』とは「大判で高価でビニールがかかっている漫画」というイメージが強く、正直、エロ漫画だと思っていた。
が、一度読んでみてあまりの面白さに嵌った。『北斗の拳』全盛の周りの理解は得られなかったが。
『アップルシード』は過去に一度(と思う)アニメ化されており、所謂『多脚砲台』の話であった。今回もその話の焼き直しかなぁ、と思ってみてみたのだが、まぁ、概ねテーマは同じながら、よく纏まっていると思った。

CGなのに特撮、という表現も何だが、カメラアングルなどがよく練られているのはジョン・ウーが監督だからか。
昔からのファンには開始後約10分ぐらいで話が読めてしまうのが難だが、それでもダレずに見られるのは確固とした世界観とこの映像によるところが大きい。
正直、あまり期待していなかったのでよい意味で裏切られた感じがする。

因みに、期待して借りたステイザムのバンク・ジョブの方は、ちょーイマイチだった。

プチ社長日記:『ロード・オブ・ウォー』の話

ロード・オブ・ウォー [DVD] ロード・オブ・ウォー [DVD]
劇場で見たが、DVDでも見たので。
■あらすじ
がんばる武器商人

■レビューのようなもの
基本的に山師ものは好きなので、非常に好きな映画。
武器商人の話だが、武器をコカインに置き換えると、ジョニー・デップの『ブロウ』になると思えばおおよそ間違いない。
尚、どちらも実話に基づいた話である。
細かいところを見れば、『1991年にあんな薄型大型テレビはなかっただろ』、とか突っ込みどころが無いわけではないが、ストーリーが魅せるので個人的には特に問題なしである。