プチ社長日記:『人狼』の話

■あらすじ
ケモノと人間の生きるロジックの乖離

何度か書いたと思うのだが、押井守氏の作品が好きなので、当然、これが初見ではない。
海外での評価の高い同氏であるからか、英語音声、英語字幕が付いているので、サブモニタで英語の勉強兼ねてよく見ている。先週末も何度か流していた。
特に今作の英語音声は、確り作っているのが良い。因みに私はジブリ作品も2回目以降は英語字幕を出して見るので(音声はまず無いような。。)、だいぶウザがられるが、何故か理解が深まるのでお勧めである。

舞台は戦後復興期の日本をモチーフにしている(断言はされていない)。銃火器も第二次大戦のドイツ製がメインで、一部の装備だけ異様に近代化(未来化)が進んでいるのは、同氏監督のパトレイバー2なんかと似ている。

ストーリーは諜報戦を軸に進むので、人を殺すことの苦悩云々だけで見るとちょっと個人的には違和感がある。そこのイニシエーションは通過しているステージの話の筈だから、というのがその理由。
ここでは命令に従い人としてのラインを超えた対象を狼として扱っているが、いささか逆説的に言えば、従順な羊ともとれるよなー、とかいつも考えてしまう。(作品自体はお勧めです。)

プチ社長日記:『害虫』の話



■あらすじ
利発だが運のない女の子がいろいろ抗う。

■れびゅーのようなもの
ナンバーガールの曲が使われているので気になってはいたのだが、この前の『ソラニン』を見て宮崎あおいさんの演技も気になったので、この機会に観た。
10年前のこちらの演技の方が、鬼気迫っていて素晴らしい。つーか、それだけで持ってる感じがする。
『I don't know』は部分的にしか使われておらず、ナンバガ好きにはちょっと物足りない。撮影には多重露光のような技術が使われているシーンがあって、不安感を増長する効果を出している。
ストーリ含め、全体的に好き嫌いがハッキリ分かれると思われる。


※全然関係ないですが、金曜日に麻雀したら開幕3トビ喰らって一瞬で▲180です。折れそうになりました。

プチ社長日記:『人生で大切なことはみんなRPGから教わった』の話

最近、知人が出版することが多く、自分のことのように嬉しい。
本書はコスモウェブの市村よしなりさんの本である。
ご本人はとても品行方正な紳士であり、昔「何で俺にいつも敬語なん?」と聞いた時、「いや、だって年上だから、、、デス」みたいな回答をするナイスガイである。
一方で、ビジネスの立上げスピードは速くて、アイデアを具現化する能力は卓越している。夜逃げ家族から六本木Mに居を構えるまで成長するが、はっきり言ってブログでそれを見るまで昔の話は全然知らんかった。

・・・というまぁ、彼のひととなりを垣間見ているので、私は非常に楽しく読めた。
今はちょいと運が悪くて/昔サボりすぎて、不遇な環境にいるとしても、彼のようなマインドセットなら人生を楽しめるんではなかろうか。それを参考にするにはいいと思います。

追記:RPGはロールプレイングゲームのことである。ロシア製グレネードランチャーのことではない。

プチ社長日記:『社長さん、会社を潰したくないなら、バカみたいに現金にこだわりなさい』の話

随分前に読んだ本だけど、思い出したので。
「良い本だよ」と、web会社の社長さんから薦められて購入。
タイトルからみると、よくある経営ハウツー本であるが、内容は堅実経営のポイントを確り押さえており、それでいて柔らかな文体によりスラスラ読める良本。
「会社のベンツは何故4ドアなのか」といった、税金面などに特化した内容について書かれた本はいろいろあるが、資金繰りから始まって会社の財務・経理をどうするかといったことを、具体的な経営指標にもとづいて評価・分析しながら進めて行こうぜ、ということをここまで解り易く説明した本は少ない(と思う)。
勿論、内容自体は大学などで経済の勉強をした者には頭では理解しているつもりのものなのだが、やはり中小企業を見守り続けてきた著者の言葉にはリアリティがあり、重い。初心に帰れるということで、ちょくちょく風呂入りながら読み返しています。
既に表紙はベコベコですけど。

プチ社長日記:『iphoneとツイッターで会社は儲かる』の話

JUGEMテーマ:ビジネス
えっと、徳力さんがいらっしゃるアジャイル・メディア・ネットワークのブログクラブにて頂いた本です。

どっちかというとツイッターには否定的な私なんですが、それはツイッターの商用利用とかの話で、コミュニケーション・ツールとして社内のガス抜き的に使いましょうそうしましょう、というのには効果があると思ってます。
勿論、導入したら儲かるというのはあまりにも短絡的で、このタイトルは如何なものか、と正直思うのでありますが、本のタイトルというのは往々にして著者よりも編集者のマーケティングにより決められるケースがあるので何とも言えません。

内容ですが、この本は山本敏行氏が自社で全社的にiphoneとツイッター導入を励行したサンプルケース、と捉えた方が良いと思います。(あ、念のため書くと、iphoneとツイッターは別にセットでも何でもないんですが、ツイッター普及の背景として、最良のプラットフォームとしてのiphoneの普及がある、と山本氏は考えているようです。)
事実、タイミングが良かったというか何というか、私自身も某組織のコミュニケーション活性化の一助としてツイッター導入を考えていました。一瞬ですけど。
結果としてセキュリティに関する考え方や、iphoneの普及率などの観点から見送りましたが、本書から得られる氏の経験を踏まえ、検討が深まったのは事実であります。
ありがとうございました。

ツイッターをコミュニケーション・ツールとして社内で導入しようと検討されている担当者をはじめ、社内の閉塞感を打破したいと考えている経営者なんかにはお勧めかと。何しろ具体例が多くて解りやすいですし。
もっとも、社内の風通しが良くてみんなニコニコ仕事してても、儲かるかどうかは別問題で、社員みなさん和気あいあいで、お手て繋いで仲良く沈没してる会社も散見しますが。

プチ社長日記:『サイドウェイ』の話

JUGEMテーマ:日記・一般
■あらすじ
中年ワインオタク(ダメ属性:高)の恋愛につきあう。

■れびゅーのようなもの
ガキの頃、恋愛相談みたいなことを、したりされたりするじゃないですか。
まぁ、いろいろ今なら赤面することも相談なんかして、お目当ての子との恋愛ではなく、相談相手との友情だけが深まって終わり、的なやつ。
さすがにこの年になって、そんなのはやらなくなったけど、そのまま中年と呼ばれる俺らくらいまで成長しちゃったらこうなるんだろうなぁ、という小説家志望の英語教師と、プレイボーイの役者との1週間ワイナリーめぐり(プレイボーイの結婚祝独身旅行)。

当然、中年なので、メンドクサイ面もあって、そのダメ感がいい味を出している。
ストーリー上、別にワインオタクでなくても芸術オタクなんかでも構わなさそうだが、そこはアルコールなので、全体的にユルい感じで話が進むのが良い。(私もワイン好きの友人から見ろ、と言われてレンタル)
登場するヒッチング・ポストという、ワイン・バーは実在して、今ではワインも作っているらしい。カリフォルニアは葡萄品種としてはピノ・ノワールを良く作っており、『フランスではなく、アメリカの陽性ピノ』という、微妙に褒めてるのか貶しているのかわからない『カリピノ』という略称で呼ばれるが、ここでは当然ピノ礼賛であり、メルローなんかゴミ扱いである。
ペトリュスとかル・パンもメルローなんだけどな。メルロー好きは共感しないだろうなぁ。あ、カベルネ・フランはさらに酷い扱いである。まぁ確かに、カベルネ・フラン主体の銘酒ってのは思い浮かばないが、探せばいいのもあると思うけどな。

今回、ワイワイとダルマイヤック等をやりながら鑑賞したのであるが、ワイン飲みながらまったり見るにはうってつけの映画だとは思います。問題は、前述のとおり、その時に持ち寄ったワインがメルローやカベルネ・フラン比率が高いと座が急速に冷える可能性があるのと、ワイン好きで集まると大抵数人はこの映画を既に見ていて、酔っ払ってストーリを全部喋る困った奴が一人は出現すること(らしい)です。気をつけましょう。

■追記
あと気になるのが、コイツら飲酒運転しまくりなんだよね。。。

プチ社長日記:『シリアナ』の話

何かDVDばっかり見てるみたいですが、本当にDVDばっかり見ています。
すみません。仕事します。
で、当作品ですが、育ちの良い私のPCが『尻穴』と変換してしまった瞬間、どうでもよくなったのでこの辺で筆を置きたいと思います。
ご清聴、ありがとうございました。

プチ社長日記:『ワールド・オブ・ライズ』の話

JUGEMテーマ:日記・一般


■あらすじ
対イスラム原理主義テロ闘争でてんやわんや

■れびゅーのようなもの
ブラッド・ダイヤモンド以降、「王子様ではない」ディカプリオが好きになったので見てみた。
何で今頃みたかというと、上映当時の有楽町映画館の前を通る度に、『この映画にラッセル・クロウは出ていません。(嘘)』みたいなサイテーのコピーが並ぶプロモーションが並んでおり、てっきりバカ映画だと思っていたからである。(嫌いじゃないけど、バカ映画。)

日本でのタイトルは『ワールド・オブ・ライズ』であるが、オリジナルのそれは『Body of lies』である。
なんで『ボディ・オブ・ライズ』にそのまま訳さず、『ワールド』にしたのかは不明。世界、というより実体というか、そういう含みがある元々の方が良くね?知らんけど。
英語→英語と訳してカタカナ表記なんて考えてなかったので、最初、マジで間違ったDVD借りたのかと一人焦って『うぉっ』とか叫んでしまった。夜中に。

で、内容はCIAのエージェントであるディカプリオと、本局(ってもラングレーではなく隣接ワシントンで在宅勤務?)のクロウが、ときには「はったり」を駆使して、イスラエル諜報局とも絡みながらイスラムテログループを炙り出す、という話。
プレデター(RQ-1 プレデター:無人偵察機)が実用化されてることを知らないと、ちょっとSFに思えてしまうかも知れない。
ただ、映画のようにCIAが所持してるとは思えない(もしかしたら所持・借用してるかも知れんが)。
しかも、プレデターのカメラ監視追跡から逃れる為に、砂漠の砂塵をテログループが利用するシーンがあるが、『サーマルモード(赤外線)で見れば一発検知でしょ?クロウ、うしろうしろー!』とか『そもそも発信機持たせないとか、なくね?』みたいな突っ込みは当然入る。だいたいカメラ監視だけだと建物に入った瞬間、ロストするじゃねーか。

因みにRQ-1 プレデターの改良型MQ-1 プレデターが『シリアナ』という映画でも登場するので、もしかしたら今やハリウッドでは舞台装置として常識扱いなんですかね。くわばらくわばら。

あ、個人的にはラッセル・クロウの『グラディエイター』からの変貌振り(役作りでわざと太ったらしいが、それ以上に老けた)が最大の見所となっております。

プチ社長日記:『今更ながらエース・コンバット6』の話

「正月はゲームしかやってないだろ」という突っ込みが入りそうな連続エントリ。
いや、確かに正月はゲームでもしようかと思い、年末にX箱と当ソフト、及びCOD(コール・オブ・デューティ)を買ったのは本当だ。
だが、X箱の挙動を確認するついでに、あれよあれよと週末で2本ともクリアしてしまったので、実は今年に入ってからやってない。
レビュー書くのはちょっと時間を置いてからの方が良い、という自分の習慣に基づく。
おかげで元旦は領収書の整理とか、仕訳とかでうっかり仕事してしまったじゃねーか。
・・・いきなり話がそれた。ではレビュー。

■れびゅーのようなもの
当シリーズのX箱(次世代機)初のリリースとして、本格的な大規模オンライン対戦が可能となったのは大きな進歩。それはそれでいろいろとネット上では文句が展開されているが、一応、ここではオンライン対戦を除いたキャンペーンモードでの評価(というか、感想)に留める。

<世界観>
のめり込めるかどうかを大きく左右するのが世界観。
残念ながらPS2の前3作(エースコンバット4、5、ZERO)に及ばない。オーシア、ユークトバニア、ベルカの3国を通じた舞台設定をX箱移行に際し放棄したのは仕方ないとして、それでもこのダレ感溢れる展開はどうにかならんものか。
何といってもX箱とは言え次世代機であるにも関わらず、ZEROよりもぎこちない幕間の登場人物の表情はじめ挙動が萎える。しかも登場する意味がよくわからない。
初の女性(メリッサ)から見た世界だというのに、活かしきれていない。
メリッサは百歩譲ったとして、マクナイト軍曹は軍規そっちのけで勝手し放題でプレイヤーに何の影響も及ぼさない。何しに来たのだろう。そもそも王様の像が関係ないし。登場人物が多すぎ&それぞれが独自のストーリーを展開していて、話の軸が特にないのは残念。
敵エース達の描画が見事だった4及びZERO、上官の出自に迫りチームリードとしての成長を描く5に較べ、緊張感のないまま続くストーリーは、当作品の世界観構築という目的を全く満たしていないと言っていい。

<僚機への指示>
何で攻撃と防御しかないの。特殊兵装や散開コマンドは?
常に付いてこられると鬱陶しいんですけど。

<アライドサポート>
キャンペーンモードで当作品において賞賛できる唯一のフィーチャーがこれ。
たかだか1飛行隊長の分際で展開中の全部隊に指示出せるのがゴイス。
しかも、すんげー指示おおざっぱ。
そしてそれに文句も言わず二つ返事で引き受けるナイスな奴ら。最高。
あー、今、書きながら気付いたけど、僚機への指示で散開があったら、アライドサポートと被ってしまうんだな。

<ステージ構成>
これもいただけない。
面数が少ない&分岐なし。
複数ミッションから構成されるステージでは、サイドワインダーMAXのように開始地点を選べる面もあるが、結局複数こなすのであまり意味はない。(サイドワインダーMAXはミサイル保有数が実機と同じで少ない為、開始地点を慎重に見極めないといけないが、エースコンバットはバカスカとミサイルが撃てるので、どこから始めようが力づくでクリア出来てしまう。)
基本的に対地・対艦・対空ミッションしかなく、4の旅客機護衛、5の偵察任務や消火作業といったバリエーションはない(尤も電子戦機が撃墜されるとミッション失敗などはある)。
中盤の山場は巨大巡航機アイガイオン及び大型護衛機で、これが編隊で飛行する様は圧巻。ここが一番の見せ場。
しかし、中盤はここだけ。エース部隊はシュトリゴン隊しか出てこないし、旧作のシン&リムファクシ、エクスカリバーやストーンヘンジといった地上(洋上)物の見せ場も欲しいところ。
あと、2面でいきなりトレーニング。なんで?しかも何で2面?

<機体>
機種が減ってる。
もしかして全部出現させられてないだけかも知れんが、フォックスハウンドやプラウラー、ファントムなどはどうした?タイガーもないし。
ダウンロードできるかも知れんが、今まであった機体まで減らすのはどうなのだ?
ダウンロードするならするで、嘗てのエースカラーと新機種だけでよくね?

<結論>
・・・つーわけで、キャンペーンモード全体としては、PS2の3作に及びません。
はい。
褒めるとすればハードの進化により多数vs多数の乱戦が表現できた点かな。あまり映像の美麗さは変わらん気がしたな。
因みに、ソフト購入者の何割がネット対戦してるんだろうね?
結構大きな割合が、ネット対戦はしてないと思われるので、キャンペーンモードはもう少し力入れて作った方がいいと思うんだけど、どうよ?

プチ社長日記:『コール・オブ・デューティ モダン・ウォーフェア2』の話



■れびゅーのようなもの(ミッション編、レベル:ハード)
FPSのメガタイトル続編。
(主に)2人を中心に話が進んでいく。複数人にミッションを分担させることにより、一人無双状態が緩和され、ストーリーに無理なく幅が持たせられるようになった。
派手な撃ち合いの次の面は、スニーキング・ミッションと、メリハリを持たせたシーン構成もよく、「何か適当に撃ってたらクリアしてしまいました。デヘ。」感がないのも良い。
スピード感も充分あり、難易度もそこそこ。007と同じライフ自然回復システムなので、MOH(メダル・オブ・オナー)よりは難易度は低い。面を追っていく毎に難易度が特に上がる訳ではないので、最初の1、2面をクリアできれば最終面まで突き進むことはできると思う。
尚、こういう、難易度が比較的一定のゲームでは、クリアした時の感動が若干薄れがちだが、そこは演出でカバーできている点が良い。

強いて難癖をつけるならば、ストーリーのスケールが大きい割には説明が不十分であり、「どうしてこのミッションを遂行する必要があるのか?」という点がわかりづらいところと、言語選択が出来ず日本語のみというところ。特に後者はだいぶガッカリくる。字幕まで出てるんだから、音声は英語でよくね?

全体としては非常にお勧めで、メタルギア4以降、久しぶりに『やって良かった』感が味わえた。

■追記
FPSというのはFirst Person Shooter (日本だとShooting)のことで、一人称視点での射撃ゲームです。メダル・オブ・オナーとか、ネットだとカウンターアタックとかです。はい。