プチ社長日記:『乾坤一擲』の話

・・・うん。
チャンバーに弾丸は充填されてる?
そろそろな感じだね。
いつでもスクランブルできるように。
ちょっと先走っちゃったけど。
いつでもいいよ。
これで一敗地に塗れることあれば、サヨナラかな。
でもいいじゃねぇか。
勝負も出来ずに、散ってく奴が殆どなんだからさ。

プチ社長日記:『福田首相アボーン』の話

何でこのタイミングなんだよ。。。公明党の圧力でしょうか。最後まで使えない人でつね。
麻生さんはバラマキやらかして外国人投資家の顰蹙かいそうですねぇ。騰がる株はブロッコリーとかまんだらけとか、どうでも良い奴だけの予感。

プチ社長日記:『世界報道写真展に逝った』の話

ホテルで朝食を摂り、雨のなかをゆるゆると一人、写真美術館へ逝った。
某写真撮影会社の役員名簿に何かの間違いで名前が載っている私であるが、仕事とは全く関係がない。でも恵比寿で時間ができると、最近は必ず足を向けるスポットになった。

今回の展示は、森山大道展をスルーしての世界報道写真展。
協力会社にグーグルの名前があったのが気になったので。

一言で言えば、良かった。

世界は問題に溢れている。そして悲しいことに、その殆どは解決の糸口が見えない。自分の力が及ばない領域には、人は関心が薄れがちだ。見ようとしない、と言っていい。
その上、日本では硬派のジャーナリズムは数字が稼げないので報道もされない。
私たちのこの平穏な暮らしは、その危うさの間隙を衝いた絶妙なバランスの上に成り立っているだけなのに、だ。

勿論、報道されたものが全てでないことは承知であるし、バイアスがかかっていることも往々にしてある。全てを信じるほど私たちは純粋ではない。
加えて、写真という媒体は放送などと比べて即時性では格段に劣る。21世紀の「報道」の定義についていけているのかも疑問ですらある。

それでもなお、報道写真という領域の力は衰えない。
時を超え雄弁に語りかける瞬間、写真というのはその瞬間を収めることのできる唯一のツールだ。

そのツールの黄金時代は過ぎ去ったと思うが、大切にする価値は充分にある。
そうじゃないと、やるせないではないか。
私たちのこの生も、所詮は一瞬の僅かな積み重ねでしかないのに。


・・・とか考えていたら、傘を忘れていた。(取りに戻ったけど)

プチ社長日記:『民主党は空気を読むべき』の話

世界経済の笑い者の地位を独走する我が国。
いよいよ日銀総裁不在不可避のようだが、民主党は一々難癖をつける以前に、武藤氏よりも相応しい人間を連れてきてはどうなのだろうか。
「官僚出身だから」以前に拘るポイントが幾つもあるだろうに。さすがに今回はうんざりだな。。。

・・・ある男が道を歩いています。その男の後ろから、物凄い勢いでトラックが突っ込んできました。

щ(゚Д゚щ) あぶない!なりふり構わず逃げろ!!

ヽ(゚∀゚)ノ シャツにケチャップついてるよ! ←コイツ

プチ社長日記:『中国は芸が細かいきゃも』の話

今更ながらチベットについて書いておくと、事の発端はアメリカが『人権侵害国』リストから中国を外す動きを見せたことがトリガだと思う。
一度リストから外したものを、舌の根が乾かないうちに撤回することは大国のメンツからしてないという中国の読みだとしたら、それは正しく、また選挙ゴタゴタであり経済ガタガタであり中国の経済成長を当てにしている米国がここで強硬な姿勢をとれないだろうという読みも正しく、原油1バレル100ドル超えをはじめ天然資源が高騰し、今後の中国のエネルギー政策上、今までどうでもよかった地域がクローズアップされてやっぱりここは俺のものと主張する読みも正しい。そりゃパイプラインとか引くのに周辺が独立してたらかなわんからな。オリンピックの取り扱いをどう思ってるかが気がかりであるが、ここまで来てボイコットもなかろうという読みなのだろうか。
チベットが荒れてオリンピック控えてる中国が大慌て、という逆の見方が大勢だけど、実は結構、中国的にはオイシイタイミングなんじゃないかなぁ、という逆の見立てがミーの意見。まぁ、私の意見なんてどうでもいいですかそうですか。
でもだとした場合、中国は結構、強硬な姿勢を取ってくるかも知れんね。
とりあえず私としては今のプロジェクトが終わったら遊びに逝きたい国の一つなのでチベット頑張れ。超頑張れ。

プチ社長日記:『NRIさんのレポートをツマミに一杯』の話

巷では『NRIのレポートはモルスァ...』と言われるNRIのレポートですが、5年後のIT市場予測はこんなもんらしいです。

元ネタ

はい、とりあえずここでは当たらない前提で読みましょう。NRIに限らず、シンクタンクというのは基本的に集めてきた情報を分析し、見せるプロであって、当該領域においては素人に毛が生えた程度、しかもその毛髪量たるや孫正義なみの知識しか持ち合わせていないと考えた方がいいです。
彼らもタダで飯喰うわけではないので、どういう意図でその元情報がきたのかなどを杯でも傾けながら考えるのが楽しい(正しい)レポートの読み方だと私は思います。

そういえば 'Second Life'に関しても去年5月にみずほ銀行がレポートを出していました。思い切り忘れてたんですが、CNet見て思い出しました。

2007年12月に5000万ユーザー、2008年12月には2.4億ユーザー--これはみずほコーポレート銀行が2007年5月に発表したレポートにあるSecond Lifeのユーザー数に関する試算である。しかし実際のところ、2007年12月時点でのユーザー数は1200万ユーザーに満たない。

ここは腹を抱えて笑うところだと思います。しかも5月にレポート出しているところがポイント高いですね。7ヶ月後の予想も大ハズレ。競馬の予想屋の方が遥かに高確率です。
しかもみずほの言い訳が涙を誘います。

この現状についてみずほコーポレート銀行では、(1)PCスペックや操作性、必要なITスキルが比較的高いといった「利用時のハードルの高さ」、(2)オンラインゲームと異なり、サービス自体の目的が存在しないという「利用方法の見いだしにくさ」、(3)仮想通貨換金の安全性や著作権侵害への対応といった「安心・安全性の不十分さ」、(4)ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)をはじめとした「ほかのコミュニケーションサービスとの競合」、(5)「ほかのインターネットメディアとの連携性の不十分さ」--の5点を原因と分析する。これらが重なった結果ユーザーの伸びが鈍化し、それがさらに企業の進出も阻害したのだという。

これらって既に去年年初から明らかだったですよね。もう少しマシな言い訳なかったのかと思います。(1)については民間のPCの買い替えサイクルをガン無視してるし、(2)については逆に「目的を見出す楽しさ」みたいなポジティブな意見の裏返しとして事象は当然見えていた。当時話題になった'Second Life'の小銭稼ぎが「肩たたき」だった点からも当初のいきづまり感はわかりそうなもんである。まぁ、(5)に関しても世の中には開発期間や普及期間というものがあるわけで、開発の為のカネをどこから出すんだという点も踏まえると少なくとも7ヶ月後にこの数字はありえねぇ。つーか、本当にSecond Lifeを5時間でもプレイすれば分りそうなもんだ。

・・・でも、ここで憤慨してはいけませんよ。こういうものなんです。その領域のプロでも難しい予想(いや、ホント難しい)を二次・三次受けである彼らが纏め上げるのが無理ってもんです。しかもタダだし。みずほワルクナーイ。あくまでも「連中は当時はそう思ってた(思わされていた)」という感覚で、「爆笑ネタをありがとう」って感じで受け流すのがオトナってもんですぜボーイ。

最初にも書きましたけど、NRIだろうがみずほだろうがGSだろうがMSだろうが、所詮は情報を集約してるだけなんで、まとめサイトでもを見てる感覚で、それも自分の肌感覚と比較してのんびり眺めるのが良いと思います。

さてNRIの元ネタですけど、これなんか5年後の予想ですから当たる筈がありません。(と、いう姿勢で臨んでみるのも一興です。)「純」のCCレモン割でも飲みながら「ふーん」って感じでみてみましょう。

ネットビジネス市場のうちBtoC(消費者向け電子商取引)の 2007年度末金額規模は4兆9387億円、今後はモバイルが市場拡大を牽引し、2012年度末金額規模は10兆3234億円と予測している。インターネット広告市場は2007年が4737 億円、成長速度は鈍化するものの携帯電話向けの広告が伸び、2012年は7844億円に達する見込み。同様にオンライン決済市場も携帯電話向けの拡大により、2007年度末金額規模の1800億円から2012年度末には3924億円に増加すると予測している。

あぁ、この辺はまだ現実味ありそうですよね。
10兆円市場の5年後市場規模を億円単位で予想している時点で、『どんだけ自信過剰だよ』という感じがしますが、きっとアナリスト(2年目くらい)が適当にでっちあげた数式を使用し、数値丸めもせずに出してしまったのでしょう。
もしかしたら逆に『ざっくり10兆です』とか正直に発表するより『
10兆3234億円です』と発表した方がカコイイとか、そういう判断なのでしょうか。普通、10兆3000億って発表するだろ。まぁ、いいですけど。
5年で2倍強ですから、何か無難な感じがナイスですよね。

ただ、数値が合ってそうかどうかより、問題は理由付けですよね。
『5年で2倍強かどうかはむしろどうでもいい。要は成長するんだな。その成長スピードが加速か減速か。それと伸びしろの予測、そして何はともあれそこに至る理由を説明してみ?ん?』という熊親父的なスタンスでいきましょう。
酒が進みますね。

そういう風に熊親父すると、携帯電話に頼りすぎな感じはしますね。もう少しテレビはじめネット家電との連携に期待できるんじゃないかなぁ、と。
あと、意外にオンラインって値段の張るものが売れる傾向にあるんですよね。僕の友達でもネットで家買った人がいます。そこまで極端ではなくても、ネット市場の内、所謂ぜいたく品というか高価格帯のモノがどんだけ流通しているかを考慮して、今後の景気予測(結局、これが一番難しい)を踏まえた数値ならなおグーですよね。
高価格帯品は景気の浮沈の影響をモロにくらうんで、そこを読み間違えると痛いかも。みずほほど酷くはないでしょうけど。
まぁそんな感じで、何はともあれ牽引してくれる(らしい)携帯電話のコーナーへゴーです。

携帯電話市場は高齢者や子どもの携帯電話保有率の増加、2台目需要などにおり契約開園数が2012年度末には1億1200万回線に達すると予測、しかし1契約あたりの平均利用料の下落が続けば収入は2008年度の7兆2000億円をピークに減少するとしている。モバイルソリューション市場は携帯電話事業者のサービスの充実、端末の進化、システム技術の高度化などにより2007年度末の2323億円から2012年度末には約3倍の 7060億円になる見通し。また、モバイルコンテンツ市場はデータ通信定額料金制の普及などにより2012年度末には2007年度末より約500億円増加の3909億円になるとしている。

で、先ほどの予測で思い切り頼ってた携帯電話ですが、こっち見るとダメじゃん、という話ですよね。保有率の増加って、老人はともかく、子供がバンバン買い物できるかというと疑問です。当然親からすれば携帯に上限の仕掛けを求めるでしょうし。サイフの紐を親が握っている以上、変わらないでしょ。まぁ、何をもって子供と見てるのか分りませんが、もし中高生を指すなら、そもそも伸びしろがあまりなさそうですよね。

あと、2台目買ったから電子商取引が増えるかと言うと、それもあまり関係ない。
そもそも、人間が携帯を見る時間って限られてるじゃないですか。いわゆる隙間時間(電車乗ってる時間とか寝る前の暇つぶし)と言う奴なんですが、ひととおり携帯電話が行き渡った以上、携帯の利用が増えるのって、その生活スタイルの変化なしに頭打ちになると思うんですよね。
2台持っても目的に沿った使い方をするだけで、携帯の利用時間の総和は増えない。だから、携帯電話市場としては可能性があっても、それが電子商取引のトリガとはならない。
ここまでくると、やはり先ほどの電子商取引が「モバイルが市場拡大を牽引」するのは間違いないとしても、5年で2倍強という数値を叩き出せる主エンジン足りえるのか、疑問視してもいいのではないでしょうか。(個人的な肌感覚としては、携帯以外の牽引力により、電子商取引はそのくらいのペースで拡大してもおかしくはない、と感じてますが。)
しかも、同期間でモバイルコンテンツが14.6%の伸びというのも謎。現場感覚的にはむしろこの数字悪くはないと思うのですが、その他の伸び率に比して段違いで鈍い。コンテンツと同時に配信されるはずのネット広告市場が65%増の成長率というのも酒が進むポイントです。
この辺は専門家の意見を伺いたい所ではありますが、コンテンツって、そんな先行して市場が拡大して飽和するもんでしたっけ?

しかも、牽引力たる携帯の市場そのものが利用料の値下げによって2008年度以降縮小フェーズに入ってドキュモのパイが奪われて世間爆笑と言う中で(勿論、この仮定を正しいものと考えて)、はたして(金額ベースといえども)縮小局面にあるプラットフォームに乗っかるモバイルソリューションが5年という期間で3倍も拡大すんのですかねぇ。iPhoneが日本でも発売されればiPhoneで動くアプリ開発とか地道なものは出てくるでしょうけど、モバイルスイカの関西版とか出ても知れてますし、ちょっと強気すぎませんかNRIという声が出てもいいかなーとか思うわけですよ。どっからカネ集めるのでしょうか。まぁ、母数がまだまだ小さいので、4700億増くらいの市場予想は軽く行ってしまうのかも知れませんが。

結局、まぁ、5年後なんて誰にもわからないので、言ったモン勝ちなんでしょうけどね、問題は対象の正確性よりもそこに至るロジック、そして何よりも受け手側のスタンスにあると思ってます。畑が違うならともかく、ITや通信業界の人がこのレポート持ち上げて『当業界はこんなアナリスト予測が出てます(だから将来有望ですよ)』とか言い出すと、眉に唾を塗布した方がいいですよ、と思うわけです。
アナリストよりもよっぽど当該領域に関しては専門知識を持つ筈の経営者が、アナリストの意見を自分の肌感覚より優先してちゃあイケナイよ、ということです。経営者のブログでアナリストのレポート結果を無邪気に喜んでるのを見たり、株主説明会とかで聞いたりして急速に萎える瞬間と言っていいでしょう。

むしろITを代表する経営者とかがこういうレポートをツマミにブログで一杯やって「連中はこう言ってるけど、俺はこう思うぜ」とか言って、コメント大募集の宴会でも開いてくれるといいんですけどね。まぁ、そっとしておきましょう。

あー、何か書いてて自分の首を激しく絞めるような気がしてきました。もうやめます。酔っ払ってるとは言え、イエー。(←意味不明)
では、皆様は引き続きお正月をお楽しみください。

プチ社長日記:『コミックヨシモト3ヶ月で撤退』の話

コミックヨシモト、7号で休刊へ 部数伸び悩む


ちょっと前の9月8日のニュースだが、隔週販売ゆえにわずか3ヶ月での撤退ニュースにネット上では『ま た 大 阪 か』のコメントのほか、 出版という世界にノウハウなく突っ込んだ吉本の失敗を一笑に付す意見が散見された。

・・・それはちがうだろう。断じて。

別に吉本が特に好きでもないし、ハコ作っては『デッセ・ジェニー』(銭でっせ!)という名前をつける小室哲哉並みのセンス(レーベル名ORUMOK(=KOMURO)には全米が泣いた)など、 私にとって吉本とはたまに食べたくなるが胸焼けするスナック菓子程度の存在だ。

だが、今回の撤退作戦は見事と言うほか無い。雑誌はクソですが。
もし、吉本の失敗を笑うのならば創刊時点で笑うべきであって、3ヶ月での撤退時点で笑う奴は博打の本質を全く理解していない。カプリコ頭に刺して死ねと言いたい。

興業=博打であって、博打の王道たる損切りをここまで出来る大企業は他にはないだろう。確かに、充分な準備や調査なくして投資した面はあるが、そもそも出版と言うミズモノの世界に打って出る姿勢は評価して良い。
そして何より撤退の意思決定の早さがその投資リスクを回避しているではないか。 その時点で、下手に準備に金かけるよりもリスクは低い。ミズモノというのは、『やってみなければ、わからない』という世界のことだからだ。

今回、『失敗』という評価を下されている当案件だが、どうやら5億円程度のプロジェクトではあったがカラーページを押さえるなどの結果、損失は2〜3億という読みらしい。

吉本ならこの手の失敗もネタとして使えるし、話題性を考えると2〜3億でこれほどの博打が打てたのなら失敗してもマズマズというところではないのか。

社長プロジェクトでありながら、ここまで早期撤退できるのであるから、この撤退を進言した人間は間違いなく優秀。
『大風呂敷をたたむ最速の男(または女)』または『社長の尻を最速で拭く男(または女)』として表彰されるべきである。

撤退作戦よりも侵攻作戦の方が面白いし、遣り甲斐も感じられるであろう。そして何より撤退作戦は目立たない。上手くいっても誰も褒めてくれない。ホントしんどいのよ撤退作戦は。

しかし企業への貢献と言う意味では撤退作戦の重要性は極めて大きい。
今回の『速きこと風のごとし』の撤退作戦は範とすべきものである。

ブームに翳りが見えてきてもひたすら先行投資という名の下に某微生物ブログに湯水のごとく金をそそぎ、今期も追加投資額以上に赤字幅が拡大しててにっちもさっちも行かなくなっている 『渋谷ではたらく社長の企業』は大いに参考にされたいと思います。


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プチ社長日記:『数値だけ見て食料自給率が低いケシカランというのはいい加減やめた方がいいと思います』の話


■食料自給率「低い」、47%に拡大・内閣府調査

ソース

(退避用)
内閣府が21日発表した「食料の供給に関する特別世論調査」によると、現在40%の食料自給率を「低い」とした回答が47%とほぼ半分を占め、2000年7月の前回調査時点より14.1ポイント増加した。望ましい自給率は「60―80%」が49%に上り、これを含め全体の回答者の8割近くが現状を上回る水準への引き上げが望ましいとみていることがわかった。

 調査は全国の成人男女3000人に実施、回収率は57.6%。将来の食料供給に「不安がある」としたのは76.7%、不安の理由(複数回答)は「国際情勢の変化で、食料や石油などの輸入が止まる」(61.6%)が最多。「食料増産の限界」(56.5%)、「異常気象、災害による不作の可能性」(56.2%)が続いている。

 自給率向上に必要な施策としては、「国産農産物の消費促進」(37.5%)、「消費者ニーズにあわせた国内生産の拡大」(36.7%)などが挙がった。(21:44)



食料自給率の話になるといつも疑問に思う。
40%でいいじゃないか、と。

いや、寧ろもっと下げるべき。

日本という微妙な位置づけの国家が、自国の産業構造を無視して食料自給率の向上、それも80%とか目指すというのは、それこそ自殺行為というものである。
まぁ、死にはしないか。
じゃあ、キチ○イ行為ということで。
え?それも駄目ですか? 
じゃあ、まぁ、やや穏やかに軽く少し気がお触れになった行為でいいですか?

そりゃ、小泉内閣以降、ぐっと自民が都市住民よりになったとは言え、やっぱり地方では農業保護なんでしょうけど。ええ、そういう票固めの努力は必要ですよね。

しかし、日本は高付加価値産業、つまり原料を輸入して、それを加工して付加価値つけて輸出してナンボという国である。
重要なリソースであるヒトを、土地を、農業に振り向けてでもしたら確実に国民一人あたりGDPは急降下である。
言うまでもないが、日本の土地は平地が少なく大規模農業に向いておらず、結果としてコスト競争で他の農業国に勝てる筈がない。
日本人の特殊な好みにより贅沢品としてコシヒカリなどがサバイブしている状況である。
いや、たとえ日本が農業に適した国土や気象条件下であっても、それよりも価値のある産業が存在する日本においては、『比較劣位』となる農業にリソースを投下することは非効率だ。

とりあえず、怒りを抑えつつ、自給率上げましょうという意見の理由を見てみる。

「国際情勢の変化で、食料や石油などの輸入が止まる」(61.6%)
ってあるけど、何で自給率の話で石油が出てくるの?切り離して考えようよ。それとも何か、オマエは石油を育てられるのか?
国際情勢の変化云々というのなら、備蓄という方針で対処すべきだ。せいぜい半年分。
現在40%の自給率を80%まで伸ばすためにどれほどの産業構造の変化が強いられるか、そのための費用を計算はしていないが、計算するまでもなく備蓄の費用が下回るであろう。
そもそも、食料運搬船が片っ端から撃沈されるような情勢といのは、中国・朝鮮・そしてアメリカやオーストラリアまでもが敵国になっているような状態でしょうが。
そんな状況が半年以上も続くようになったら、自給率云々言う以前に『日本オワタ』ということである。
要は、産業構造を変える莫大な労力を費やすくらいなら、国際情勢安定化の為にコストをかけるほうが間違いなく効果的であると私は言いたい。


また、「異常気象、災害による不作の可能性」(56.2%)
アホですか?敢えて言おう、カスであると。
日本が宇宙コロニーを建設して、制御された気象条件下で莫大なコストをかけて野菜を栽培するならいざ知らず、自給率を60−80%になるまで農業へ資本を投資しておきながら、異常気象、災害によって減産となった場合、我が国におけるダメージは計り知れない。
国家総じてボスケテ状態(※)である。
異常気象のリスクを避けるには、各産物に対して複数の輸入ルートを保持しておき、減産・増産による価格の変動に応じてチャネルの太さを調節するというのが最も有効な手段の筈だ。自給率を引き上げておいて、農産物の輸入ルートを減らすのは、却ってリスクの抱え込みに他ならない。『分散』こそがリスク管理の基礎中の基礎である。
気をつけるべき点は機動的にチャネルを変えることにより影響を受ける国家(力のない国家)の不満をどれだけ押さえ込むことのできる国力を維持できるかのみである。


この手の調査結果を見て本当に不思議なのは、『自給自足頑張ります』とか言って、せっせと独自の経済圏の創設に努めていた北朝鮮という芸術的なサンプルがすぐ近隣にあるというのに、日本も自給率あげましょなんていう意見が出てくることである。
呑気すぎる。一体、どこを見たらそんな呑気なことが言えるのか。

政府は、現在40%の自給率を80%まで伸ばすためにどれほどの産業構造の変化が強いられるか、そのコストを試算し公表すべきである。(実際はそんなことしたら地方の票を失うからやんないだろうけど。)
半導体や自動車やハイテク素材を作ることを怠り、そのリソースをせっせと白菜や大根や牛肉や米づくりに費やし始めた場合、そんな日本という国家に果たして外国が注目するであろうか?物凄い勢いでスルーされるのは必定だ。

日本が農業を頑張ったところで、比較劣位は免れない。周辺諸国は食料を日本から輸入することはないであろう。
そうなれば諸外国にとって日本とは『どうでもいい国家』ということになり、それが皮肉にも国際情勢の荒波の波高を高める結果となる。誰も遠慮しなくなるからね。
高付加価値産業の推進による資本の蓄積がなければ、異常気象等により日本の農業が大打撃を受けたときに他国から輸入もできない。また、輸入ルートも脆弱なものになっているであろう。

北朝鮮の様な国に住みたいのならいざ知らず、今のような生活を続けたいと日本人が望むならば、食料自給率を減らしてでも比較優位の産業へリソースを優先して割り当て、それで得たカネや影響力を巧みに使って世界中の作物を輸入するのが幸せなのである。日本で梨が美味いからと言って毎日デザートが梨だったら嫌でしょ?(日本は今、果物は中国などに輸出している)。私もたまにはパイナップルとか食べたい訳だよ。


私の父もそうだが、戦後の日本で『ひもじい』思いをした世代は食料自給率に拘るように思う。私には明日の食い物に困るような経験はない。だからこそ、そのような思いは傾聴に値するとは思う。
だが、経済という世界では戦争は続いているのだ。

割高なコストを投下して食料自給率を上げ、その上で日本が世界に誇る産業群を維持・発展していけるほど、世界は甘くないであろうということに、何故気づかないのか。

・・・ということを考えていたら、疲れてしまいました。


※【訂正】ボスケテ:『ボス 決して走らず 急いで歩いてきて そして早く僕らを 助けて』の省略形


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プチ社長日記:『寝坊した』の話

120万ほど儲け吹っ飛んだー。

プチ社長日記:『JRわろかっしゅ』の話

Suica、改札機通れず…首都圏JRでトラブル

ソース
■引用(ソース先退避)■■■■■■■■■■■■

(読売新聞 - 12月01日 10:30)
 JR東日本の横浜、川崎、大宮などの駅で1日午前0時ごろ、電子マネーの「Suica(スイカ)」カードや、携帯電話に電子マネー機能を搭載した「モバイルSuica(スイカ)」を利用しようとした乗客が、自動改札機を通れなくなるトラブルが相次いだ。

 このためJRではこの日の終電まで、トラブルが起きた自動改札機を開けたままの状態にし、乗客から料金を取らずに通過させる措置を取った。トラブルは始発の時間帯になっても続いたが、不具合を修正する作業は同日午前5時過ぎに終わり、朝のラッシュ時間帯に大きなトラブルはなかった。

 同社が調べたところ、トラブルが起きたのはすべて、「日本信号」(東京・豊島区)の製品。同社の改札機を使っているJR東日本と東京モノレールの約180駅で、同様のトラブルが起きたと見られ、JR東がトラブルの原因を調べている。


■引用了■■■■■■■■■■■■■■■■■■

日本信号のソフトも日本信号が作ってるんでしょうか?
JRって日立好きですからねぇ。

これ、どう考えても
.好ぅのソフト修正パッチを11月中に実施していた。
△任癲△修譴老邯戮の日付変更テストをしていなかった。
12月に入ってオンライン日付が変わってトラブル露見。
(ひょっとしたらバッチジョブかも知れんが、それだったらみなし日付変更を終電後にすると思われ)

という、非常にお粗末な事故であります。

深夜に怒号と罵声に曝されるコールセンター
深夜に叩き起こされるアプリ開発部隊
テストコンディションきっちゃった人の胸に去来するもの
・・・以上を思うと、熱いものがこみ上げてきます。

ほんとうにありがとうございました。

■追記
多分、関係者は12月でよかったと胸を撫で下ろしているでしょう。
不幸中の幸い。
これがもし 1月で、初詣の人間が全員タダ乗りだったらJRマジ笑えない。

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