有限会社Ayleeds社長日記。継接ぎだらけですが、新しいビジネスを求めて世界一周旅行もやってます。

プチ社長日記:『ウズベキスタン漫遊記#5』の話

だらだら書いている内に5月であり、すでに別の旅程でメキシコにまで行ってきた。

■ロシア製機関車
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・・・ウズベキスタンであるが、ブハラ駅到着後はタクシーの呼び込みを振り切り、バスで市街まで行く。確か15円相当だった記憶がある。宿は隊商が宿泊するイメージを模したもので、現地の食べ物を出してくれる。
小さな部屋だったが、小奇麗で使い勝手がよい。
街には新年だというのに静かなものである。彼らにとってはヒジュラ暦の正月やラマダン明けの方が重要なのだろう。寧ろ、ささやかながらXmasツリーのようなものを出しているのが不思議に思える。(何故か彼らは新年になってもクリスマスツリーを出している)。
観光は、メドレセあり、ミナレットあり、城砦ありので、十分楽しめる。

■中央アジア最古クラスの遺跡
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丁度、現金が少なくなってきたので両替をする必要が出てきた。公定レートは1ドル=2600スムである。闇両替は禁止されているが、ここウズベキスタンでは闇両替の方が有利である。恒常的なインフレが背景にあることは間違いない。
最初のタクシーの中で持ち掛けられたレートは、おそらく嘘ではなく本当なのだろう。だが、ちょっと事情がみえてくると、馬鹿らしいレートであることは間違いない。
1ドル=4000スム以上で両替が成立する。向こうから持ち掛けられるより、こちらから持ち掛けた方が良い(違法だけど)と思った私は、ガイドブックに載っていた鋏職人の店で両替を持ち掛けた。ある程度、信用できる人間の方が良いので、まっとうな商売人を選んだつもりだ。
1ドル=4500スムで成立。100ドル渡すが、当然それだけの現金がないので、小僧がバイクに乗ってひとっ走り出かけていった。その間、主人の出してくれたコーヒーで談笑する。
彼も同元に両替を持ち掛けるのだろう。もう少し大きなロットだと、さらに有利なレートで交渉できると思われる。ただ、札でポケットが膨れ上がるのは間違いない。
案の定、私の100ドルも札束で返ってきた。


観光客も殆どおらず、中央の広場では暇を持て余したおじいちゃんたちがドミノをしている。
ドミノと言っても、並べて倒す奴ではない。
こういう正月も、捨てがたい。




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