有限会社Ayleeds社長日記。継接ぎだらけですが、新しいビジネスを求めて世界一周旅行もやってます。

メモ:『熱海にて』の話

夜明けを待つ。
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元々、蓬莱という老舗である。目覚めると海が見えるのはとても心地よい。
さすが先生。
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プチ社長日記:『カネは天下の回りもの』の話

先日、某所でチケットを購入したところ、お釣の千円札が夏目漱石センセイであった。

『お、漱石センセイじゃないの。久しぶり!キープキープ!』と財布の中の別の仕切に入れたはずだが、今朝見たらいない。
しょんぼりである。

プチ社長日記:『うなぎパイが食べたかったんだ。きっとそうだ。』の話

三島(修善寺)から東京に戻ろうと新幹線に乗り、爆睡してると、「・・・・次は名古屋にとまります」の駅到着アナウンスに気付いて目覚め、「逆やがな!!」と心で叫びつつ慌てて降りる。
ここは浜松。静岡駅は寝過ごしたらしい。

プチ社長日記:『京都にて』の話

1月3日に東京に戻ろうとしたところ、有楽町駅付近で火災があったそうで、新幹線が朝から不通となった。
そのことを知らず、11時過ぎに京都駅に到着した私は、ゲンナリしながらも長蛇の列が続くみどりの窓口の脇を抜け、八条口へ向かった。
この分だと4時間は動くまい。運休となった切符は1年間は払い戻しの対象になる。みどりの窓口に並んでいる人々は何のために並んでいるのか解らないが、帰省明けで大荷物を抱えた家族が辛抱強く待つ姿は見てて愉快なものではない。放火なのかも知れないが、火災の原因究明と対策をきっちりして欲しい、と思う。

「正月そうそうツイてないな。」その場に居合わせた者全員が持ったであろう感想を抱きながら、タクシーに飛び乗る。
「どちらへ」と聞かれてから行先を考える。
「とりあえず北の方へ、三条あたり目指してください」そう答えたものの、すぐに一条の方まで行くことに決めた。
三条をブラブラしようと思ったが、買い物をして荷物を増やしたくなかったし、誰も連れていない今の状況を考えると、四条辺りの名所よりも、自分の行きたいところで時間を過ごそうと思ったからだ。

向かい先は晴明神社。もともと小さな神社である上に、陰陽師を祀る特殊な社であるからか、3日というのに人は少なく、すぐにお参りすることができた。
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晴明神社は京都の北方、内裏の鬼門にあたる丑寅の方角にある。

お参りを終えると、すぐそばの一条戻り橋に向かって歩く。
ここは藤原綱が鬼女と闘った伝説などがある橋だ。
名前の由来となった(諸説あり)、妖(あやかし)のせいで、橋を渡ったと思ったら橋の手前に戻っていたという話などもその一つだ。
因みに私が好きなのは、晴明が(余った?)式神を一条戻り橋の下に住まわせていた、という話だ。

有名な割に、義経と弁慶が闘った伝説のある五条大橋などと違って、小さくひっそりと架かっている。

私がここに向かったのは、この堀川沿いを歩こうかと思っていたからだ。
そういえば、整備工事が終わっている筈である。
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堀川は見事に整備されており、式神が住んでいたという橋の下にも降りられる。
二条の方までずっと整備されているようだ。
「ここまで綺麗になってるとは思わなかったな」
先ほどまでの、予定を狂わされたイラつきが、グッと緩和される。

飛び石もある。鴨川にかかるもの違って、なんとも可愛らしい。
私は、飛び石を見ると渡らずにはおれない性格なので、当然わたる。
なんでこうも毎回楽しいのか、自分でも不思議だ。

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ベンチに腰掛け、携帯でニュースを確認すると、ぼちぼち列車が動き出したようだ。とはいえ、私の列車はすでに運休決定か、そうでなくてもあと3〜4時間は順番は巡ってこないだろう。

1月とは思えない、暖かな陽光で眠気さえする。
でも、お参りの後だからか、気付けば正月らしいことをゆるゆる考えていた。

会社を作って10周年になること。
父の会社は10周年でテレフォンカードを取引先に配布するなどし、会社も成長したが、私の会社は相変わらずであること。
その父も今年、7回忌を迎えること。
そういや今年、自分が厄年だということ。
あがいた20代や、自分なりのルールに従った30代に比べ、40代の展望が特にないこと。
展望がないのは、そもそも40代まで生きる心算ではなかったからということ。
じゃあ、生まれ変わった心算で、やりたいことをやろう、と思ったところで、そもそもこれまで、やりたいことをやってきたので特に無いこと。
それを新たに見つけた方が、多分いいんだろうなぁ、ということ。

ぼんやり川面を眺めながら考え事をしていると、その水が尽きることのないように、考えもとまることはなく、ただただ拡がっていく。

気付くと夕闇が近づく気配がする。寒い。
そろそろ駅へ戻ろう。

気付くと、先ほどまで正月からツイていないと思っていたのに、今はすっかりこの風景に出くわしたのを感謝したい気持ちになった。
私は、やはり運のいい男なのだろう。

この幸運が、ずっと続くといいな。

プチ社長日記:『姪っ子』の話

姪っ子(4歳)が歌を歌っている。
AKBの「恋するフォーチュンクッキー」だ。
かわいいなぁ。

「人生捨てたモンじゃないよね♪」のところを
「人生捨てたらイケナイよね♪」と熱唱している。
なんかグッと世界観が重くなって素敵だ。
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