2010.01.26 Tuesday
プチ社長日記:『大阪の小さい開発会社の社長と酒を飲んだのだが』の話
先週末は、親父の三回忌で奈良に。
その際、かねてより大阪の某社長さんと飲もうぜそうしようぜ、という話になっていたので、勇躍、大阪船場の飲み屋へ。
その社長が言うには、(社長含め)5人いた社員の内、2人いた女性社員に辞めていただいた(つまり、解雇した)そうな。 私が、「おっさんばかりの『the3名様』みたいな会社だな。」、と揶揄すると、 「別に女性だから辞めてもらったのではない、冷静にパフォーマンスを考慮して、下位2名に辞めてもらったのだ」と憤慨してた。
正直、女性を採用するときに能力よりも容貌で採用してたんだから、パフォーマンスのモノサシで測ったら下位になるのは当たり前じゃねーかバカタレ、と思ったが、行動としては正解と思われたので、理由は後付でもそれらしいのを準備する必要があるのだな、と思った。
・・・今更だが世の中、不景気である。
でも、不景気だからといってボヤいていても仕方が無い。
晴れの日ばかりじゃないのだから、打てる手は打っておかないといけない。
とは言っても、こういう局面では売り上げを伸ばすよりコストカットを優先するのが王道であり、コストカットの中で最終的に手をつける、人員削減に着手するときに、経営者のタイプは分かれると言われている。
畢竟、人を切るか切らないか、ということなのだが、この問題については百家争鳴であって、曰く「解雇すると士気が下がる。社員の為の会社なのだから、社員を守ることを第一に考える」という意見から「仕事がなかったら切るのが当然」という意見の間に、それこそ社長の数だけ意見がありそうな趣であり、この手の経営本は数多く出版されている。
私の中の結論から言えば、「答えなど無い」である。去ってもらうか、残って貰って一緒に耐えるかはメンバの役割・コスト(報酬)といった対象の問題から、コスト削減の逼迫度合いや今後の展望といった組織の問題まで様々なパラメータを考慮して決定すべき繊細な問題なのだ。
であるから、本の著者の成功体験をそのまま当て嵌めることなど出来ないのだが、それでもこの手の本が一定の人気を持つのは、やはりそれだけ問題が悩ましいものだということなのだろう。
ただ、彼の会社のように自分のリスクでやってる会社の場合、それがどのような結果をもたらすにせよ、彼の意思は尊重せねばならない。
私にとっても、見栄や外聞を捨てて、即座に手を打った彼は、やはり尊敬に値する人物なのだ。
というわけで、次回はおごってください。
その際、かねてより大阪の某社長さんと飲もうぜそうしようぜ、という話になっていたので、勇躍、大阪船場の飲み屋へ。
その社長が言うには、(社長含め)5人いた社員の内、2人いた女性社員に辞めていただいた(つまり、解雇した)そうな。 私が、「おっさんばかりの『the3名様』みたいな会社だな。」、と揶揄すると、 「別に女性だから辞めてもらったのではない、冷静にパフォーマンスを考慮して、下位2名に辞めてもらったのだ」と憤慨してた。
正直、女性を採用するときに能力よりも容貌で採用してたんだから、パフォーマンスのモノサシで測ったら下位になるのは当たり前じゃねーかバカタレ、と思ったが、行動としては正解と思われたので、理由は後付でもそれらしいのを準備する必要があるのだな、と思った。
・・・今更だが世の中、不景気である。
でも、不景気だからといってボヤいていても仕方が無い。
晴れの日ばかりじゃないのだから、打てる手は打っておかないといけない。
とは言っても、こういう局面では売り上げを伸ばすよりコストカットを優先するのが王道であり、コストカットの中で最終的に手をつける、人員削減に着手するときに、経営者のタイプは分かれると言われている。
畢竟、人を切るか切らないか、ということなのだが、この問題については百家争鳴であって、曰く「解雇すると士気が下がる。社員の為の会社なのだから、社員を守ることを第一に考える」という意見から「仕事がなかったら切るのが当然」という意見の間に、それこそ社長の数だけ意見がありそうな趣であり、この手の経営本は数多く出版されている。
私の中の結論から言えば、「答えなど無い」である。去ってもらうか、残って貰って一緒に耐えるかはメンバの役割・コスト(報酬)といった対象の問題から、コスト削減の逼迫度合いや今後の展望といった組織の問題まで様々なパラメータを考慮して決定すべき繊細な問題なのだ。
であるから、本の著者の成功体験をそのまま当て嵌めることなど出来ないのだが、それでもこの手の本が一定の人気を持つのは、やはりそれだけ問題が悩ましいものだということなのだろう。
ただ、彼の会社のように自分のリスクでやってる会社の場合、それがどのような結果をもたらすにせよ、彼の意思は尊重せねばならない。
私にとっても、見栄や外聞を捨てて、即座に手を打った彼は、やはり尊敬に値する人物なのだ。
というわけで、次回はおごってください。