2008.06.29 Sunday
2008.06.29 Sunday
プチ社長日記:『ボクシング猫ちゃん』の話
2008.06.29 Sunday
プチ社長日記:『世界報道写真展に逝った』の話
ホテルで朝食を摂り、雨のなかをゆるゆると一人、写真美術館へ逝った。
某写真撮影会社の役員名簿に何かの間違いで名前が載っている私であるが、仕事とは全く関係がない。でも恵比寿で時間ができると、最近は必ず足を向けるスポットになった。
今回の展示は、森山大道展をスルーしての世界報道写真展。
協力会社にグーグルの名前があったのが気になったので。
一言で言えば、良かった。
世界は問題に溢れている。そして悲しいことに、その殆どは解決の糸口が見えない。自分の力が及ばない領域には、人は関心が薄れがちだ。見ようとしない、と言っていい。
その上、日本では硬派のジャーナリズムは数字が稼げないので報道もされない。
私たちのこの平穏な暮らしは、その危うさの間隙を衝いた絶妙なバランスの上に成り立っているだけなのに、だ。
勿論、報道されたものが全てでないことは承知であるし、バイアスがかかっていることも往々にしてある。全てを信じるほど私たちは純粋ではない。
加えて、写真という媒体は放送などと比べて即時性では格段に劣る。21世紀の「報道」の定義についていけているのかも疑問ですらある。
それでもなお、報道写真という領域の力は衰えない。
時を超え雄弁に語りかける瞬間、写真というのはその瞬間を収めることのできる唯一のツールだ。
そのツールの黄金時代は過ぎ去ったと思うが、大切にする価値は充分にある。
そうじゃないと、やるせないではないか。
私たちのこの生も、所詮は一瞬の僅かな積み重ねでしかないのに。
・・・とか考えていたら、傘を忘れていた。(取りに戻ったけど)
某写真撮影会社の役員名簿に何かの間違いで名前が載っている私であるが、仕事とは全く関係がない。でも恵比寿で時間ができると、最近は必ず足を向けるスポットになった。
今回の展示は、森山大道展をスルーしての世界報道写真展。
協力会社にグーグルの名前があったのが気になったので。
一言で言えば、良かった。
世界は問題に溢れている。そして悲しいことに、その殆どは解決の糸口が見えない。自分の力が及ばない領域には、人は関心が薄れがちだ。見ようとしない、と言っていい。
その上、日本では硬派のジャーナリズムは数字が稼げないので報道もされない。
私たちのこの平穏な暮らしは、その危うさの間隙を衝いた絶妙なバランスの上に成り立っているだけなのに、だ。
勿論、報道されたものが全てでないことは承知であるし、バイアスがかかっていることも往々にしてある。全てを信じるほど私たちは純粋ではない。
加えて、写真という媒体は放送などと比べて即時性では格段に劣る。21世紀の「報道」の定義についていけているのかも疑問ですらある。
それでもなお、報道写真という領域の力は衰えない。
時を超え雄弁に語りかける瞬間、写真というのはその瞬間を収めることのできる唯一のツールだ。
そのツールの黄金時代は過ぎ去ったと思うが、大切にする価値は充分にある。
そうじゃないと、やるせないではないか。
私たちのこの生も、所詮は一瞬の僅かな積み重ねでしかないのに。
・・・とか考えていたら、傘を忘れていた。(取りに戻ったけど)
2008.06.15 Sunday
プチ社長日記:『このクソ忙しい時にMGS4を買った』の話
2008.06.01 Sunday
プチ社長日記:『マンダリンオリエンタルホテル』の話
マンダリンオリエンタルホテル東京が世界で初めて6つ星をとったというので、泊まりに逝った。
実は今までマンダリン東京に泊まっていなかった理由は、日本橋と言う、私の生活圏から離れたエリアであるとともに、マニラのマンダリンホテルに1年以上生活していたため、やや食傷気味だったことによる。
当時マニラでは殺伐とした生活を送っており、実際、僕がよくいくcitibankが重武装の銀行強盗に襲撃され、ショットガンで武装している警備員と軽く銃撃戦したり、石油価格高騰に業を煮やした連中がタクシーの中からロケット弾ぶっぱなしてホテルと同じブロックの石油メジャーが入ったビルのどてっ腹に風穴開けたりと、エキサイティングな毎日で充実していた。
そういや都合1年半の滞在で、死体を2回見たなぁ(刺されてor撃たれてドブに捨てられていた)。
その中にあってマンダリンといえばマニラにおける僕の唯一の安全地帯であり、HP回復ポイントであった。
ただし、ちょっと油断すると風呂(薔薇風呂)でシャンパン飲んでぶっ倒れたり、休日は篭って仕事するためルームサービスしたり、夜はドンちゃん騒ぎをやったりで、その結果、宿泊費除いて月60万くらいかかって目の前が黄昏たこともあり、MPは回復どころか急減するので油断はならない。60万、といっても、職場のフィリピン人同僚が月給1万2千円だったことを考えると、どんだけ馬鹿やってんだ、と言う話である。もう二度と行かないけど。
因みにMPを維持するにはスクォーター(貧民街)がマジお勧め。貧民街の友人に飯をたかっており(今、考えるとヒドイ話だ)1週間500円くらいで1ヶ月生存していた。先述の贅沢ライフと見事に相殺である。すばらしい。ただ、寝てる最中にゴキブリが上からバラバラ降ってきた時は死のうと思ったが。
・・・話がそれた。
マンダリン東京であるが、34階角部屋ということもあり、眺望は抜群で、ホスピタリティも申し分ない。昼食の飲茶もおいしかった。
晩飯は青山のピエール・ガニェールだったが、ホテルのフレンチもいつか食べてみたい。
昨夜は記念日だったのだが、満足に過ごせた。たまには自分にやさしくするのも悪くない。
ただし、サイフには目茶厳しい。1泊料金>巣鴨自室の1ヶ月家賃。
どうなのか。
実は今までマンダリン東京に泊まっていなかった理由は、日本橋と言う、私の生活圏から離れたエリアであるとともに、マニラのマンダリンホテルに1年以上生活していたため、やや食傷気味だったことによる。
当時マニラでは殺伐とした生活を送っており、実際、僕がよくいくcitibankが重武装の銀行強盗に襲撃され、ショットガンで武装している警備員と軽く銃撃戦したり、石油価格高騰に業を煮やした連中がタクシーの中からロケット弾ぶっぱなしてホテルと同じブロックの石油メジャーが入ったビルのどてっ腹に風穴開けたりと、エキサイティングな毎日で充実していた。
そういや都合1年半の滞在で、死体を2回見たなぁ(刺されてor撃たれてドブに捨てられていた)。
その中にあってマンダリンといえばマニラにおける僕の唯一の安全地帯であり、HP回復ポイントであった。
ただし、ちょっと油断すると風呂(薔薇風呂)でシャンパン飲んでぶっ倒れたり、休日は篭って仕事するためルームサービスしたり、夜はドンちゃん騒ぎをやったりで、その結果、宿泊費除いて月60万くらいかかって目の前が黄昏たこともあり、MPは回復どころか急減するので油断はならない。60万、といっても、職場のフィリピン人同僚が月給1万2千円だったことを考えると、どんだけ馬鹿やってんだ、と言う話である。もう二度と行かないけど。
因みにMPを維持するにはスクォーター(貧民街)がマジお勧め。貧民街の友人に飯をたかっており(今、考えるとヒドイ話だ)1週間500円くらいで1ヶ月生存していた。先述の贅沢ライフと見事に相殺である。すばらしい。ただ、寝てる最中にゴキブリが上からバラバラ降ってきた時は死のうと思ったが。
・・・話がそれた。
マンダリン東京であるが、34階角部屋ということもあり、眺望は抜群で、ホスピタリティも申し分ない。昼食の飲茶もおいしかった。
晩飯は青山のピエール・ガニェールだったが、ホテルのフレンチもいつか食べてみたい。
昨夜は記念日だったのだが、満足に過ごせた。たまには自分にやさしくするのも悪くない。
ただし、サイフには目茶厳しい。1泊料金>巣鴨自室の1ヶ月家賃。
どうなのか。
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