有限会社Ayleeds社長日記。継接ぎだらけですが、新しいビジネスを求めて世界一周旅行もやってます。

プチ社長日記:『SNSなぁ。。うーん。。』の話

ずいぶん前に読んだ本だが。
 
ソーシャル・ネットワーク・マーケティング 21世紀型―『コミュニティ・マーケティング』と『顧客クラブ』 ソーシャル・ネットワーク・マーケティング 21世紀型―『コミュニティ・マーケティング』と『顧客クラブ』

オールラウンドなSNSに関しては第1ステージとしては勝ち負けがはっきりしつつあり、今後は草の根SNSが発展してくるというのが一般の見方。
学園祭ノリでわいわいやるならともかく、ビジネスとしての集客に拘るならクリティカル・マスである15万人あたりをどうやって超えて行くかということに議論が集中しがちで、まさにそういった本かとも思ったのだが、その辺については内容を割いていない。
まぁ、SNSで採算どうこうというより、あくまでマーケティング・ツールとして書かれている。アルシェールに続いてドコモが『プッシュトーク』で炎上する前だったこともあり、かなり希望的に書かれている。いやぁ、しかしドコモはここでも外さない。『ドコモだけはガチ!』と言われる所以である。さすが日経平均が7000円台だった頃よりも株価の安い企業は違う。

本に戻るが、たまにある挿絵ももっさり感溢れるテーストで、しかも何となくピンボケであって意味がない。唯一見た挿絵が米国と日本のSNS発展年表だけであった。
とは言え、知らなかったP&Gのケースや比較的マイナーなSNSサービスのケースが詳細に記述されている点は読ませる。
読んで損はない。

SNSの最近の潮流としては、可能性は勿論認めるが、オールラウンドなSNSはmixiの独走が続き、今後他のSNSが逆転することはないというもの。理由は簡単で、典型的な『規模の効用』が示現するモデル、要は『人が人を呼ぶ』のがSNSである以上、閑散としたSNSに用はないからだ。
機能的にはGREEもMixiも大差ない。寧ろ、機能の独自性を以ってすればキヌガサが独自色を打ち出している。が、抜本的な差別化には到っておらず、現時点ではまったくの閑散である。因みにキヌガサ本日時点で50828人。
明らかに伸びが鈍化している。

ITメディアの記事によると、重要なのはオピニオン・リーダーの存在と軽さとアーキの問題だそうです。そうですか。軽さの実現にはアーキ設計の段階から密接にリンクしてると思うんですが。
個人的には最も大事と思うのは『サービス開始の時期』である。厳密にはブレイクするクリティカル・マスに達する時期の早さである。GREEがサービス開始としてはMixiに先んじていたが結果として後塵を拝したのは、クリティカル・マスまではエンジン全開でサービス展開に取り組まなければならないのを、諸所の事情でできなかったからだ。
勿論、国内においてはこの規模でのSNSは初めての試みであったのだから、『だいたい15万人になったらブレイク・アウトだから、そこまでは赤字甘受でガンガン広告を出していけば良かったのに』とかいう意見は後出しジャンケンである。日本でのクリティカル・マスの閾値が15万人なのか、100万人なのかは当時は誰にもわからない。楽天に勤め、個人でとれるリスクの中で緩やかながらも拡大していった田中氏の戦略は間違いではなかった。
ただ、そうは言っても日本のSNSがアメリカのSNSを1年遅れで輸入しただけであり、アメリカのフレンドスターがマイ・スペースにあっさり抜かれたのもまた同様なのである。
早くから事業化した『オレンジ色の憎い奴』Mixi笠原氏の勝負に出る判断が、結果として奏功したのだ。

結局、技術に決定的な差がない以上、このビジネスモデルは先にシェアを取ったもの勝ちなのである。明白だ、と言っていい。
ところが、『最も重要なのはサービス開始の時期です。早いもの勝ちです。Mixiは1着でゴールインしました。おめでとう。』と断言する奴が皆無なのは、あまりにも身も蓋もない意見だからだろうか。

ITメディアの記事見て思ったのだが、Mixiって、よく知らないけど、GREEに比べて目だって軽くないでしょ?キヌガサも。そりゃー軽いのは重要だろうが、決定打じゃないでしょーが。

【Mixiの例】出典:ITメディア

  ユーザー数 ユーザー数に到達するまでの1カ月間平均の増加数
2004年3月3日   オープン
同7月26日 5万人 約1万1000人
同11月25日 20万人 約3万7500人(最も伸び率が高い)
2005年11月21日 30万人 約5万人
同4月3日 50万人 約9万5000人
同8月1日 100万人 約12万5000人


オールラウンドSNSの第1ステージの決着が見えてきてから、今度は『草の根SNS』の笛を吹く奴が多数現れた。
学園祭ノリの路線を目指す場合は、現在GroupTubeのような格安SNSが利用可能であり、システムの独自性に拘らない場合は、同様のサービスは社内SNS的な使 用法も含めて取り込んでいくであろう。トモモトのようなSNSシステムを販売するビジネスモデルは価格面での競争で消耗していくかも知れない。法人向けブログで気付いたら上場までしていたドリコムに倣い、SNS販売のトモモトは勝負所ではなかろうか。

草の根SNSを販売する方ではなく、運営する方はその対象毎に独自の運営法が要求されるので更に困難だと思われる。イベント企画しましょうとか、そういう常套化した手段しかなく、そのイベントの中身で強烈な差別化を図ることこそが問題だからだ。
また、参加者としては、草の根SNSに別途参加してIDやパスワード管理するよりも、Mixiの中でコミュニティを立ち上げた方が早い上、潜在的な参加者が多いので魅力的だ。
結局、地方の過疎化が進んで大都市に人口が集中するのと同様のことがSNSでおこっている。ただ、ビジネス用にセキュリティ強化したSNSとは異なり、最近のSNS運用コストは個人のお小遣いで出来るレベルなので、運営したが最後、閉鎖はまずない。結果、SNSの数だけは増加の一途となり、個々は閑散としていても全体としては『SNS大盛況』みたいな記事は今後も書かれ続けるだろう。やれやれ。

まぁ、ダラダラ書いたけど、何が言いたかったかというと、経営ブログランカーズにSNS機能をつけるのはタイミング遅すぎであり運営ノウハウ不足であり技術不足でありヤル気不足でもあるので見送りですねということである。

・・・CEO−Linkとか盛り上がってるんですかね?


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プチ社長日記:『経営Blog Ring β版』の話

管理人日記の方にも書いていますが、『経営BlogRing』を始めました。フリーソフトを基に修正を加えたものですが、いろいろ修正点もあるのでβ版ということで。ごっそり変える可能性もあり。
つーか、説明文章もアレなので、おおっぴらに出せなったり。。。


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プチ社長日記:『冥王星、惑星から排除』の話

うわ、マジすか。

<太陽系惑星>冥王星を除外 賛成多数で最終案採択 IAU

小惑星セレスの発見などで、寧ろ惑星の数は増える方向で検討されているとばかり思っていたのですが、実は減らす方向で検討していたとは知らなんだ。

高校天文部(通称:のぞき屋)部長を務めた私だが、一般の望遠鏡で見えない(暗すぎる)惑星などどーでもいーという天文ファンとは異なり、やはり非常にさびしく思う。この件に関しては松本零士氏に激しく同調。
ガミラス冥王星基地といえば、『ミサイル接近、大型です!!』で有名な台詞の基地ではなかったか。それはどうでもいいのだが。


ローマ神話では冥府の王、Plutoは重要な役割を持ち、松本零士だけでなく手塚治虫先生もキャラに名前を使用するなど、その存在を大切に思っていたフシがある。(浦沢直樹氏も書いている)
同心円の軌道ではなく、太陽からの距離と言う意味では海王星と入れ替わる時期があることも神秘的だったのだが、、、。正直、残念な気持ちはする。
 

しかし一方でこれなんかは

 ホルスト:惑星 ホルスト:惑星

冥王星が発見される前にできたものだから、最初から冥王星がない。
名実共に『惑星』に戻ったんで、(先人の)『心情的なものにも配慮』というのなら廃止でも良かったのだろうか。
海王星を聴き終わるとき、ホルストが生きていたら冥王星にどのようなサブタイトルをつけるのかと夢想したこともあったが、それももうなくなるのだろうか。
 

■『惑星』リスト■
#1:Mars, the Bringer of War.
戦争をもたらす者

#2:Venus, the Bringer of Peace.
平和をもたらす者

#3:Merciry, the Winged Messenger.
翼の有る使者

#4:Jupiter, the Bringer of Jollity.
快楽をもたらす者

#5:Saturn, then Bringer of Old Age.
老いをもたらす者

#6:Uranus, the Magician.
魔 術 師

#7:Neptune, the Mystic.
神秘なる者


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プチ社長日記:『YouTubeの有名動画』の話

YouTubeで有名なメントスとCokeの実験動画。
私の短いYouTube歴では、イングランドのクラウチのキモいロボットダンス並の評価。

これ

QuickTime入っている人は、直接アクセスした方が快適。

こっち

Gum Arabicという物質が炭酸の気泡発生を促進するのだが、単純に含有されているだけでなく、形状が問題で、メントスはそれを満たしているという。

で、動画を見ていて疑問に思ったこと、それは

(・∀・)y━・~~~
『メントス一気に喰ってダイエットコーク一気飲みしたらどうなるんだろう?』

ということだったが、以下のように書かれている。

So is it dangerous to drink soda and eat Mentos? Well, a lot of the fizz goes away as you drink. Then when bubbles are released in your stomach, your stomach can expand a bit, and it also has ways of releasing excess pressure. Do not, repeat, do not be stupid and test the limits of your stomach. Don't even think about it.

うぉぉぉ、知りてぇぇぇぇっ!!
勇者キボーン!!(←自分でやるのは嫌らしい。)


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プチ社長日記:『カップヌードルのCMに思う』の話

『最近のカップヌードルの宣伝を見たか?』と聞かれて、『あぁ、アレね!』と返答する方は多いんじゃないでしょうか?

大友さんの未来的な、でも10年以上変わっていないテイストのアニメが出てくる奴ですね。

これ
公式サイト(フラッシュバリバリで音アリ)もあるよ

AKIRAに出てくる金田の2輪電動式バイクが3輪(トライシクル)になっただけのような映像がナイス。

カップヌードルと言えば、今も昔も日清を代表する商品であり、それゆえカップヌードルのCMというものは商品のイメージを突き抜けて日清食品という会社のイメージ、ひいては即席めん市場全体のイメージを決定付ける極めて重要なものだ、と思う。

かつてのスローガン

Hungry?

で一世を風靡し、マンモスなどの古代動物と『喰ってやる!』という欲望剥き出しの原始人が登場するCMは凄かった。
今でも雑誌『広告批評』の増刊号や特別号で90年代のCMなどを振り返る企画があると、必ず上位にランクインする傑作中の傑作だ。
Hungryという食に伝わるキーワードを中心に据えて、食べて生きることの難しさをユーモラスに描いた(と、私は理解している)は即席めんという商品イメージとぴたりと符合するものだった。

Hungry?に続く

NO BORDER

シリーズであるが、既にテレビを見なくなった私はあまり目にする機会もなく、
『何か消防士とかが喰ってるやつだっけ?』ぐらいのイメージしかない。
ただ、それでもイメージが残ってるだけ優れた作品の部類に入ることは間違いなく、ミスチルの挿入歌と併せて暑苦しくない、前シリーズと対照的な宣伝だったように記憶している(あくまでも私の理解)。

メッセージにしても、Hungry?ほど人間の欲求にダイレクトに呼びかけるものではないにせよ、海外でカップヌードルを目にする機会を思い出しては『NO BORDER』という言葉に偽りのない説得力を感じる。ここまで国際性の高いブランドにまで押し上げられたカップヌードルのパワーに敬服するばかりだ。
それにしても、東欧やアジアのカップヌードルって何で発泡スチロールじゃなくてプラスチック材を使用しているのだろうか?
ライセンス生産なのかなぁ。容器熱くて持てないんですけど。

で、今回の

FREEDOM

シリーズなんですが、これちょっと厳しくない??と思うのは私だけだろうか?まず、何からの自由なのかが判らない。

貧困・飢餓からの自由という意味なのだろうか?
・・・ちょっと違うような気がする。
そもそもカップヌードルというのは世界的にはまだまだ『贅沢品』だ。
『貧乏人が食べるもの』というネガティブなイメージは日本くらいじゃないかしら?
まぁ、カップ使い捨てだし。
保守反動の時代にあって体制に対する自由でもあるまいし、そもそも自由という言葉自体が『自由→何もしなくて良い→無責任・無気力・無関心』といったネガティブな意味を含む言葉にまで堕してしまった(と思っている)昨今において、カップヌードルだして『FREEDOM』だよ全員集合!とか仰る真意を測りかねる。

ひとつ懸念することがある。
大友さんのアニメを使うことからして、今後の展開の予想としてはドンパチの一つも起こるであろう。『(何の自由かよくわからないけど)自由の為に闘う男・女』を演出するアイテムとして登場するのは安易過ぎるので避けていただきたい。それならば『Fight』とか『Survive』の方がまだマシだ。

そもそもカップヌードルの知名度が一挙に上がったのは『浅間山荘事件』で長時間の心理戦を続ける機動隊員がカップヌードルをバクバク喰ってる映像が日本中に流れたのが切欠というのは有名なエピソードである。
レーション(戦時用保存食)に似た機能を持つカップヌードルは機動隊員、消防士、仕事に追われるサラリーマンと言ったイメージと親和性は高いだろう。
でも、それでは『芸なさ杉』という評価を勝ち取ってしまうだろう。

こういう大きなテーマを扱うには、大きな広告展開をしなければならない。
当然カネがアフォほどかかる。どうやらクロスメディア戦略でガンガン攻めるらしい。やり方は正しい。が、果たしてそれだけのカネを使うだけのメッセージ性があるのか、ひょっとしたら壮絶なズッコケ企画になって『糞企画乙!』とか言われるのか。

不安と期待を抱きながら今後の展開を見守りたい。
願わくば、『うーん。。。』と唸らせる感動を、今一度。

■追記
雑誌『宣伝会議』に掲載されていた佐々木智 日清食品宣伝部長のコメントを必死で写経。(抄)

今後の展開としましては、このFREEDOMが1話30分のアニメーション作品(全6話)としてDVD発売され、そのストーリーにリンクする形でテレビCMも展開していきます。WEBサイトは、テレビCMとアニメーション作品をつなぐ重要な役割を担っており、FREEDOM公式サイトとしてカップヌードルのブランドサイトとは別の位置付けで運営しております。
 近年、飽和状態の市場の中で商品ブランド数は多肢に渡り、特に「若者」にとってのカップヌードルが「希薄な存在」となることを懸念しています。「FREEDOM PROJECT」は、まさにこの「若者」に向けてのメッセージであり表現でもあります。若者にテレビCMだけでなく、アニメーション作品など様々な接点を持ちながら、「かっこよくて、新しいブランド」となることを目指した広告展開です。


むー。「かっこよくて、新しいブランド」ですかそうですか。ハズレ感をヴィンヴィン感じてしまいましたが、どうでしょう。
いやいや、勿論私は応援しておりますよ。でもね、それだと大友さんを起用している段階でちょっとズレてるような気もしておりますが。まぁ、どうやらオサーンは蚊帳の外らしいので、私はこの辺で。


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プチ社長日記:『経営BlogRankers管理人日記』の話

どもども。
事務的なエントリが続いてしまっておりますが、
『経営BlogRankers』(経営ブログランカーズ)の管理人日記を別途作成しましたので、今後はそちらの方にブログランカーズネタを書いていくことにしました。

『一応管理人@経営BlogRankers』の手記 (仮題)

当日記は引き続き、日々の由なし事を綴って逝こうと思っておりマス。

ただ、広く一般にご連絡したい重要な機能追加なんかはこちらにもポストする可能性はありマス。

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てすと

追加機能のテスト用えんとり
Link Ring
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プチ社長日記:『経営ブログランカーズ リニュ中』の話

えー。
ただいま、経営ブログランカーズの画面が変更されていますが、これは過渡期のものでして、流行の言葉で言うと『β版』ということなんでしょうが、まぁ、めんどくさくなって途中でUpしちゃったからというのがより正解です。

まぁ、適当に時間を見繕って直します。

いやー、しかし解像度の小さい人向けに小さな画面にしたけど、やっぱ大きい方がよかったな。。。
まぁ、またリニュればいいか。。。

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プチ社長日記:『プチ社長日記、ひっそりと3年目に突入』の話

えー。

この1年は結構つらかったっす。
家のゴタゴタもありましたが、最大のポイントはそろそろ全てを諦めて平穏な人生を歩むか、博打を張り続けるかの選択を迫られつつあるところでしょうか。
どうやら長生きはできなさそうです。

プチ社長日記、来年は『プチ』がとれるようがむばりたいとおもいます。(虚ろな目で)

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プチ社長日記:『今日の公明党党首』の話

『誠に遺憾に思います。』って。。。。

ここはAIRを読んで
『誠にイカンザキ!!』って言って欲しいよなー。みんなワクテカでソレを待ってんだからさ。。。



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