有限会社Ayleeds社長日記。継接ぎだらけですが、世界一周旅行もやってます。

プチ社長日記:『強いIT戦略』の話

強いIT戦略 攻めの経営に向けたIT活用の新機軸 強いIT戦略 攻めの経営に向けたIT活用の新機軸 アクセンチュア テクノロジーコンサルティング

「ぱーぱ」から貰った本。知っている方が監修や執筆している本をいじるのは難しいが、気にせずゴー。

本書は経営トップとCIO/IT部門が『ITと経営目標の整合性』などについて理解を共有することが目的と位置づけられているので、対象読者層はかなり限定されている。ただし、経営トップをターゲットにしている事もあり、『ITと経営』について総花的に論じられている(特に序〜2章)為、情報産業に身を置く方なら読んで損はないと思われる。

構成は序章と1〜6章からなるが、経営トップの視点としては序章が簡潔に纏まっており、ここでITの経営に対する貢献が、満足から遠い状況であること指摘し、経営トップとCIOのコミュニケーション不足などを理由として挙げている。(1000人以上の所謂大企業において、経営トップと週に1回も話せていないCIOが77%に昇るデータなどが挙げられている。)

続く1から5章はイノベーション、インフォメーション、インテグレーション、インフラストラクチャ、インダストリアライゼーションと『5つのI』の切り口から語られている。
横文字が嫌いな人には最初から嫌悪感を与える挑戦的な章立てが魅力的。
ただ、ITインフラについても述べている(4章)のはバランスが良いな、思う。レガシーシステムの廃却に手こずり、攻めのIT投資ができないなんて、よく聞く話じゃありませんか、という感じだが、具体的な調査結果として指摘されることはあまりなかった(気がする)。

個人的には後半の章、の方が読みやすくて良かったかな。

また、最後に6章としてIT人材マネジメントについて論じられており、オフショア開発やキャリアモデルについても論じられている。
個人的にはここが一番興味引かれる分野である。

最初に書いたように総花的な内容となっているので、現状のIT(IT投資)の問題や今後の向かう姿の示唆(例:SOA/キャリアモデル構築)をざっくり押さえてあり、これらを知りたい人(SI営業とか)には本書は適している。アンケート等の調査結果や説明図が多いのも良い。
が、逆につっこんだ議論がなされている訳では当然ないので、それぞれの領域には別の情報源にあたる必要がある(例:標準化などはCMMIなどをあたる必要がある)のは仕方ないですね。この辺、物足りないと感じる人もいるかも知れないですが、まぁ、対象読者層ではない、ってことなんでしょうね。えぇ。

>※余談だが、「身近な例ではQRコード(3次元バーコード)がある」との記述があり、誤植と思われるが、正直、『どんなバーコードやねんww。そんなもん身近にねぇよww』と思ってしまった。が、作っている人間がいた。天才。3次元バーコード
コメント