有限会社Ayleeds社長日記。継接ぎだらけですが、世界一周旅行もやってます。

プチ社長日記:『世界報道写真展に逝った』の話

ホテルで朝食を摂り、雨のなかをゆるゆると一人、写真美術館へ逝った。
某写真撮影会社の役員名簿に何かの間違いで名前が載っている私であるが、仕事とは全く関係がない。でも恵比寿で時間ができると、最近は必ず足を向けるスポットになった。

今回の展示は、森山大道展をスルーしての世界報道写真展。
協力会社にグーグルの名前があったのが気になったので。

一言で言えば、良かった。

世界は問題に溢れている。そして悲しいことに、その殆どは解決の糸口が見えない。自分の力が及ばない領域には、人は関心が薄れがちだ。見ようとしない、と言っていい。
その上、日本では硬派のジャーナリズムは数字が稼げないので報道もされない。
私たちのこの平穏な暮らしは、その危うさの間隙を衝いた絶妙なバランスの上に成り立っているだけなのに、だ。

勿論、報道されたものが全てでないことは承知であるし、バイアスがかかっていることも往々にしてある。全てを信じるほど私たちは純粋ではない。
加えて、写真という媒体は放送などと比べて即時性では格段に劣る。21世紀の「報道」の定義についていけているのかも疑問ですらある。

それでもなお、報道写真という領域の力は衰えない。
時を超え雄弁に語りかける瞬間、写真というのはその瞬間を収めることのできる唯一のツールだ。

そのツールの黄金時代は過ぎ去ったと思うが、大切にする価値は充分にある。
そうじゃないと、やるせないではないか。
私たちのこの生も、所詮は一瞬の僅かな積み重ねでしかないのに。


・・・とか考えていたら、傘を忘れていた。(取りに戻ったけど)
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