プチ社長日記:『David Bowie再び』の話

前にも書いたけど、Bowieが好きだ。あの、TMネットワークとかと同時代のバンドではない。デビッド・ボウイの方だ。

この”デビボ”であるが、私は初期のグラム時代、及びジジィになってからの曲が好きだ。誰だティン・マシーン最高とか言ってる奴は。

で、ジジィになってから(といっても1999年。芸歴長いですから、この人)の名曲がこの「Thursday's Child」

何度見ても渋い。渋すぎる。ちょっとコイツと向き合ってみよう。

尚、歌詞はともすけ氏のサイトを参照されたい。(氏の解釈もとても興味深い)

この曲を理解するには先のエントリであげたヨーロッパに古くからある詩'Thursday's child'の理解が肝要なのだが、この中でも核である木曜日の解釈がこれまた難しい。

Mondays child is fair of face,
Tuesdays child is full of grace,
Wednesdays child is full of woe,
Thursdays child has far to go,
Fridays child is loving and giving,
Saturdays child works hard for his living,
And the child that is born on the Sabbath day
Is bonny and blithe, and good and gay.

ともすけ氏の解釈は『木曜の子は旅支度』である。これも解釈としては間違いではないが、一般的には

『木曜の子は苦労をする。』

とうもの。じゃあ何で苦労するのかというと、『醜く生まれた』というのが一説だが、そこまで行かなくても『不幸の下に生まれた』というのもある。"far"を物理的な距離ではなく、『異質な・超越したもの』として心理的な距離に重ねている解釈である。異質で超越した存在というのは、概して周囲の理解が得られず苦労するものだからだ。
私は『理解されずに苦労する』という解釈をしている。苦労の果てに希望の光が見えるのが、単純な悲哀の人生を暗示する『水曜の子』(
full of woe,)との決定的な違いと考えている。

ここを『旅支度』と解釈すると
'Seeing my past to let it go' フレーズとの相性がよく説得力があるが、私はここでも『 苦労の多い人生』という方の理解を採用。『木曜日の子』には様々な解釈があるが、ネガティブなものが圧倒的であり、ボウイがポジティブな意味をココに見出したとは考えにくいのがその理由だ。

また、ともすけ氏は

Monday, Tuesday, Wednesday born I was ...Thursday's Child

のところを『僕は木曜生まれの子』としているが、実はデビッド・ボウイは1947年1月8日の水曜生まれなので

『俺は生まれは水曜だけど、(詩でいうところの)「木曜の子」なんだよ』

という方が私としてはスッキリする。
一方で、'you'は単純に彼女と思ってる。
クリップを見ると彼女ではなさそうだが、概してクリップはクリップで作品の内容とリンクしていないことが多い(アーティストにもよりますが、、)ので捕らわれない方が良いです。
ただ、ともすけ氏の
解釈を読んで、母親説も良いように思えてきた。

全体的に私の解釈は「俺は今まで一生懸命生きてきたけど良いことは無かった。それもこれもこのチャンス(多分、「彼女を得るチャンス」)のため。この為だったら後悔はしない。( 苦労を運命とする)『木曜の子』だからね」という、捨て鉢ではない、悟りともいえる強さ的なものを感じるのですが、どうでしょう?

どうでもいいですかそうですか。

コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL