プチ社長日記:『今日も女性誌は平和だ』の話

女性誌が好きだ。大好きだと言っていい。

何が好きかというと、べっぴんさんがお洒落した写真を堪能できるのがイイ。さらにご丁寧に『外資系メーカー勤務 27歳』とかプロフィールが(嘘か真実かはこの際置いておいて、いや、結構嘘なのだが)見られるのがよい。

25歳から35歳の人の写真をそれぞれ頭の中でソートかけて、若く見える人・老けて見える人はどこが違うのかとかを分析したり、『この服装は青山では似合うかもしれんが、夜の西武新宿線ではキツそうだ』とか妄想できるのがよい。
勤務先のカテゴリーも書いてあるので、外資系のいかにもな服装にげんなりしたり、金融系の中でも頑張ってます感あふれる服装に好感を持ったりする。

そして何よりも素晴らしいのは、構成が非常にバカっぽく、熟読しても得るものが何一つないというつくりである。

『リラックス・ムードの私はビッグバッグ主義!!』
とか、いったいどんな主義なのかと検証してみると、やれ『ヨガとか行ったりするので着替えとか入れるのに大きなカバンが便利!』という、小学生が考えてもわかることが堂々と恥ずかしげも無く書いてある。
・・・非常に清清しい気持ちになる。

それは主義とか主張とか云々の前に、大きなカバンじゃないと入らないだろう、という議論は無いのである。

女性誌とはそんなものだ。

勿論、じゃあ男性誌や男性向け出版物が理知的かというと、勿論そんなことはない。『ひでぶ』とか『たわば』とか、意味不明の世界が、そこにはある。

では決定的な違いと言うと、女性誌が平和だということである。

ビッグバッグ主義は間違っても一子相伝だったりしない訳である。
いや、それどころかヨガに行くから大きなカバンを持つ人は、自分がビッグバッギスト(造語)であるという自覚もないあたりが素晴らしい。
『あら、あなたもビッグバッグ主義者なのね!私と同志ね、ウフフ。』とか言ってきたらキチガイ以外の何者でもなかろう。

もう、紙面を埋めるために思いつきで書いてみました!!という、恥ずかしげのない活字が30フォントくらいで躍るのが女性誌なのである。

しかも、着替えを入れるのに大きなカバンを必要とするのは宇宙の真理であるからして、誰からも異を唱えられない。素晴らしい。

これが『風呂の温度は43度主義!!』とかいう主義主張だったら、『43度はぬるいだろう』というジジィや、『熱くて死ぬわヴォケ』というヘタレから叩かれる。ビッグバッグ主義最強伝説である。

嬉しそうに写ってるモデルの人は、そんなアフォなコピーと紙面を飾るのをどういう気持ちで見ているのだろうか。
そもそもそんなこと気にしないのか。

どーでもいーけど。

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