プチ社長日記:『プラネタリウム』の話

最近、プラネタリウムのリバイバルブームであるという。
渋谷の東急会館こそ潰れたが、池袋は復活するという。

高校時代、天文部部長という肩書きを持ち『部員俺だけ!』状態から廃部の危機を救った中興の祖(自称)の私にとって、プラネタリウムが人気化するのは非常に微笑ましい事態である。
因みに廃部から救えた理由は、私のヒトラー張りの対新入生アジ演説、および生徒会メンバ買収によるなりふり構わぬ予算獲得戦略にあったのは公然の秘密である。

高校の文化祭では、天蓋というよりパラソルみたいな物体をつくり、そこへ地球儀の下についている天球儀に錐で穴をあけたモノの内側に強力な電灯を装備して投影する自家製プラネタリウムを展示していた。
男子校の為、文化祭で年に一度しか校内に足を踏み入れることのない女性観客に星空の素晴らしさを語ってきかせようと意気込んでいた。
私の語る星空ロマンに全ての女子高生はメロメロの予定であって、その中のお気に入りの子に声をかけ、キャンプファイアーのフォークダンスに誘い、その後も矢田丘陵で見られる素晴らしい星空を紹介する算段だったのだ。
(今にして思えば、高校時代の私は非常に想像力豊かであった。)

しかし結果としては、保護者が休憩代わりに座るマヌケな出し物であり、薄暗い教室はカップルを呼び寄せることはあっても、一人で女の子がやってくるというシチュではなかった。
さらに長時間点灯される自家製プラネタリウムは尋常ではない熱量を放ち、私は汗まみれでふーふー言っていた。誰だよこんなの作った奴!(俺)

挙句の果て、友達のオカンに『あらー、いりーくん、こんなもの作ったの!?頑張ったわねぇ』とか褒められる始末である。
オマエに褒められる為に作ったわけじゃねぇ。

そんな私のプラネタリウムが出力する星の数は、説明に出てくる星座を構成するメインの星の他、計数百個といったところであろうか。

あれから幾星霜、プラネタリウムが見直される時代が来たのだ。

主戦場はお台場。あんな無理やりつくったインチキ島の分際で3つもプラネタリウムがある。

ソニー・スタープロジェクター@ソニー・エクスプローラサイエンス
メガスター供Ε灰好皀
日本科学未来館
名称不明@フジテレビの球体展望室

先日、うきふねさんが整理券をわざわざgetしていただいたのでこの3つの中で最も魅力的に感じられたメガスター兇棒造辰突茲燭里任△襦
出力される星の数たるや500万個である。テラスゴスである。
テレビ(見てないから知らんが)に使われてから、整理券必須の人気展示である。

なんとメガスター兇粒発者
である大平貴之氏、高校時代にやってること(ピンホール式プラネタリウムの作成)が私と全く一緒である。

相違点は、私がフォークダンスに参加できなかった腹いせにプラネタリウムを瞬時に闇に葬ったのに対し、大平氏は飽くなき探究心から、その後もレンズ式プラネタリウムに発展・作成し続けたというところである。

人間、意外なところに人生の分岐点があるものである。

で、話を戻して、逝ってきましたよ日本科学未来館。プラネタリウム以外の施設も、ものっそい充実している。
私達は閉館間際の最終特別上映にあわせて逝ったのだが、一人で1日中遊べそうな内容である。

最初に断っておくと、メガスター兇蓮惴漆邑け』のプラネタリウムである。

基本スペックはこちら

基本的に人間が目視できる恒星は6等星までである。
当然、12.5等星なぞ見えるわけが無い。
が、まさにチリツモ(塵も積もれば・・・)の世界ではあるが、12.5等星のような暗い星が全体に薄く覆うことで、暗黒星雲を浮かび上がらせ、天の河を描くことに成功している。
また、1等星までの明るい星限定ではあるが、大気の乱れによる煌きまでも再現されている。
しかし一方で、リアリズムを追求している所為か流れ星の演出はない。
また、星座案内にありがちなオリオンやこぐまといったギリシャ神話のキャライラストの映写もない。
日本科学未来館という立場からであろうが、学術的な見地に拘った見せ方で淡々と進行するプログラムは、一部の人間にはウケが良いだろうが、ロマンチックな気分に浸りたくてカップルで逝くにはどうやらソニーの方に軍配があがりそうである。

尚、最後のナレーションは館長であり宇宙飛行士である毛利さんで〆られる。

感想であるが、個人的には非常に良かった。

しかし、観客の多くを占めるカップルの方々にはちょっとウケが悪かった印象を感じる。
そもそもプラネタリウムというのはどこも30分程度である。
それがプラネタリウムというものである。
確かにここは少し短め(27分)ではあるのだが、どうやら1時間クラスの長編を期待していた方々もいた(待たされた分、期待が大きいのは理解できるが。。。)ように感じられた点と、やはり淡々と学説が語られる内容がちょっとどうなのよという雰囲気は漂った。
『えっ?(もう終わり?)』という声をはっきりと聞いた。

私として不満という程ではないが、改良点を述べると、以下3点である。
,笋呂蠅發少し堪能する時間が欲しい。そう思わせる魅力がある。
⊇屬が1等星までというのが逆に不自然な点
C綽Г弱い

△亡悗靴討蓮△修發修盻屬が地球側の要素であるのだから全恒星・惑星に適用していただきたいと強く思う。
に関しては、実は色付けが無いように最初感じた。よく見れば判るのだが、1等星に限定されている点の他に、若干赤系の色が弱いように感じたのは私だけだろうか?
私自身、天体望遠鏡を覗かなくなってから10年ほど経っている為、思い込みなのかもしれんが、ベテルギウスの赤やプロキオンの黄が判りにくいのは残念な所か。

上記のような点が改良されれば、さらに星々が雄弁になると思う。

冬の寒空に缶コーヒー片手に震えながら星空を見たり、夏に蚊取り線香焚きまくりで見上げる星空もオツなものではあるが、今後さらなる改良によって、より完璧な星空が手軽に楽しめればどんなによいか。

今後の大平氏はじめ開発者に期待するところである。

■追記:
チケットのお礼は、コンラッドでシャンパン
。手配ありがとうございました。

♪ま、そんな感じでひとつよろしく。(ランキング)♪
コメント

プラネタリウムと言えば五島慶太!なんてのはもうオサーンの証拠みたいだ〜ね。
そう言えば高校時代彼女と学校近くの100円プラネタリウムに良く行ってたな・・・ナツカシイ

僕もそんな思い出ホスィ。。。

  • いりー
  • 2005/11/23 23:52

コメントありがとうございました^^
最近よくプラネタリウムの話を耳にします。
曲のタイトルとかに含まれているとかも
ありますが・・・^^;
そもそもプラネタリウムって
作れるものなんですね!
ぽちっ

さすが元部長、注目する点が鋭いー…
でもそうそう、忠実に星空を表現することに徹した、あの淡々とした進行がイイんですよね。

  • うきふね
  • 2005/11/24 02:55

デートならソニーなんですね^^

学術的に進行されるとぐっすり寝てしまいそう。。。

また遊びに来ます!ぽちっ。

コメントありがとーございますっ。

ルルド仲間だなんて、ホントすごい偶然^^
これも何かのご縁かと早速リンクさせていただきました。
よろしいでしょうか?

どーぞよろしくお願いします。

確かに。
あそこは某タレントのお奨めもあって逝ったのでございます。(結局、私がはまった)
当サイトは敵意ない場合に限りリンクフリーですので全然OKですヨ。

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