有限会社Ayleeds社長日記。継接ぎだらけですが、世界一周旅行もやってます。

プチ社長日記:『結婚、それは家族の外交』の話

おつかれちゃーん♪

私が中学生の頃、『三国志』というPCゲームに少しだけはまった。
当時の私にとってのゲームといえば『源平討魔伝』のようなアクションやハラハラドキドキのシューティングゲームであり、PCというのはエロゲームの為にある存在だと思っていた。だから『三国志』何それ?という感覚であった。
今にして思えばパソコンの世界へのエントリが私はあまりにも遅すぎた。もう少し早ければITバブルに踊れたかもしれないと思うと悔しい。

で、その『三国志』といえば『信長の野望』の中国版なのであるが、PCを所有しない私にとっては友達の家で菓子をバリバリ喰いながら、漫画読みながらプレイするものであった。
そんな調子であるから、第三国が親交を深めようと政略結婚として我が国に嫁をとつがせようとしてきても、ビジュアルだけで判断し『みつあみの髪型が気に入らねぇ』などという理不尽な理由で大国の申し出を断ったら、いきなり我が国に侵攻してきて慌てたりしていた。

前置きが長くなったが、結婚というモノは現代においても家と家の外交という色合いを持つものだと、兄貴のグアムでの再婚を通して再認識したという話である。
ほんのちょっと前まで赤の他人だった相手方一族が、いきなり同盟関係になるのである。当然、相手方の家族を値踏みし、どの程度の協力を惜しまない関係となるかを計るのである。
外交である以上、表面上は穏やかに見えても裏では壮絶な情報戦がおこなわれているのは現代でも同じである。
会食しても話題は勿論、食材、選択されるワインのグレードまで意味があるのが外交の世界なのは、読者諸兄もご存知であろう。

実は、私は兄貴のお嫁さん以外は全員初対面である。相手方一家にしてみればいよいよ登場する隠れキャラが私だ。対する相手方は嫁さんの兄貴が同様に私の兄貴を除く当一家に対し隠れキャラ。互いに結婚式前日に顔合わせである。いいのか、そんなんで。当事者だけど。

そしていよいよ会食がはじまった。どうやら当一家も隠れキャラについて情報が不足しているらしく、名前も知らないというお粗末さである。とりあえず外見が布袋(歌手)ににているのでホテイと名づける。
相手側も、私が社長だけど昼間からゲームをしているとは知るまい。何の社長なのかも知らないだろう。寧ろ、私が教えて貰いたい。

まず、親父(昭和2年生まれ)がジャブを放つ。
『米国への入国審査時に
手帳を失くしたかと思って大変だった』という話題である。ここで言う『手帳』とは言うまでも無く『パスポート』のことである。
・・・家には、その一家に根付いた言葉というものがある。一家の方言のようなものだ。
例えば、私が『コーンフレーク』(商標)というところのもの、一般には『シリアル』などというオシャレな呼び名を持つ食べ物を、父親が『ドライセロファン』といったりする。同様に、我が家では中井喜一が未だに『武田信玄』と役どころで呼ばれたりしている。
このような一家における文化のようなものの尊重なくして、当一家と同盟関係は築けないということを、親父は暗示しているのだ。そうに違いない。
いや、さすが親父であると感服しつつ相手側を見ると、ホテイを除く相手方一家は何とか意味を理解しているらしい。因みにさっきからホテイはビール飲み放題でご満悦だ。

更にここで、我が家のおかんが追い討ちをかける。

J( 'ー`)し
『この
バーボンステーキ、柔らかくて美味しいですね!』   

言うまでもなく、我が母親の眼前にある物体は『Tボーンステーキ』である。

外交の真骨頂、それは相手方への大胆な挑発である。その挑発への相手側の対応に、自国に対する尊重度合いを測るのである。
しかしこれは諸刃の剣なのだ。

私は戦慄した。

過度の挑発は時として最悪の結果を両国家にもたらす。ここは私が

щ(゚Д゚щ)
『それはTボーンステーキだろ!』と突っ込みをいれるべきか激しく迷う。

しかしこれは相手側に当方の体制が1枚岩でないことを露呈するだけではないのか?まさにオウンゴールを決めてしまうのではないか?といった不安が頭をよぎる、手に汗握る展開ではあるが、ここは相手側の様子を見よう。。。。

なんと相手側T一家、この話題を甘受

それどころか

(・∀・)y
『ホント、美味しいですね!!』とか相槌を打っている、オマエの喰っているものはバーボンステーキなのかと激しく相手側の両親に突っ込みたい衝動にかられるが、これが外交の懐の深いところである。
それは一体どういう意図のものなのかを激しく思案する。

おそらく、相手側は当一家を受け容れるということを暗に示しているのだ。
どうやら、この結婚といういりー一家とT一家の同盟関係は上手くいきそうだと私は安堵した。

しかし、相手側も只者ではない。
いよいよデザートという段になって、相手の母親が言った

J( 'ー`)し
『それにしても、あの壁に飾ってあるトビウオ、おーきぃわねぇ!!』

そこには紛れも無く1m50cmはあろうかというカジキの剥製(?)(多分模型)があった。

大体、私はトビウオの模型を飾っているのを見たことがない。

これはどーいう意図なのか?

・・・そうか、そう来たか。
北朝鮮が自国の存在感を主張する為に短距離ミサイルを日本海に発射する行為に等しい。

私は恐怖した。我が一族に対する愚弄行為と捉えて反撃すべきであろうか?反撃するなら今しかない!!

と、その時、ホテイが吼えた。

『アホか、おかん、あれどー見てもカジキやんけ!!!』

 

翌日、結婚式は平穏にとりおこなわれた。



♪まぁ、そんな訳です。あっはっは。♪(ブログランキング)

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