有限会社Ayleeds社長日記。継接ぎだらけですが、世界一周旅行もやってます。

プチ社長日記:『経営について語るとき私が語ること』の話

コロナ禍である。
あまり株価が崩れないから実感ない人も多いだろうけど、コロナ禍である。
「コロナ」という言葉を聞くたびに、コロ助が「コロナナリよ」と言っているイメージが浮かぶのだが、頭の中のフラワー具合が知れるので、とりあえず黙っている。

つーか、誰だよ株買ってるやつ。
インフレヘッジ以外の理由が見当たらんし、それでもあがるもんは買うんだけど。

一方、本業周り(IT業界)は今のところ平穏。特に日本は不思議とダメージ軽い。
まぁ、リーマンショックの時に流れたデカップリング理論を信じなかった(だから損害出したけど致命傷ではなかった)ワイ的には安心していない。日本だけ何とかなると思える方がワンダー。
まぁ、リーマンショック以降、デカップリング理論聞かないけど。
業界的に強く、一部はコロナが追い風になってるところもあるけど、それでも中期の減衰は否めない感じ、という程度である。

ところが、出資先や経営関係先の中には”コト消費”で成り立ってるものが多く、そのダメージたるや惨憺たるものである。
土曜日にも関わらず、テレカンで状況を聞いていると、ワーストシナリオで売上50%減。しかも、ワーストと言いつつまぁまぁ実現性ありそう。
・・・なにそれ死んじゃう。
つーか、リーマン前の売上1/4ってマジすか学園。

リーマン直後に大幅赤字を出し、ふうふう言いながら4年でトントンまで来た。
売上は減ったままだ。リーマンショックで売上が30%減となり、「そのうち売上は戻るだろう」と当時の社長も言っていた。一方で、産業的に斜陽と言われるこの業界では戻らないだろう、とワイは思っていた。
でも、現場を掌握している人間がそう言ってるんだから、門外漢の私は忙しかったこともあり長らく様子見だった。

実際には、対応は後手後手に回り、それも全員が等しく耐える戦法で、ぬるかった。
社員を大切にするあまり、社員を切れない社長だった。
自分にも責任の一端はあったから釈明すると、仕方なかった面もあった。
で、2011年になってもリーマンを言い訳にされたのに内心キレ、痺れを切らして割に合わなくても積極介入に転じ、コストカットして収支トントンまできた。
でも、その4年で大きく体力は削がれてしまった。
もっと早く介入しておけばよかった、と今でも思う。


アベノミクスでも、売上は伸びなかった。
で、その後、主要顧客の体制変更でダメージを受け、30%の売上減である。
70%×70%=49%、リーマン前の半分である。
その時には割と言うことが通る立場にあったので(ただし、より薄給になった)、
1人の自然減の他に2人の社員に身を引いていただき、ようやく浮上した。
因みにその時も「そのうち(売上が)戻るだろう」という方がいた。
引いていただいた内の1名は、その方だ。

なんで、こんなに危機意識が低いのだろう。当時はイライラばかりしていた。
そして、今回も似たような感じなのである。50%減の見込みが出てるのにだ。

「どうすればいいと思いますか?」と、敢えて聞いても具体案は出ない。
取締役は経営が仕事なんだが、通常のルーティンをこなすのに精一杯なのか、現場からはアイデアが浮かばない。
いや、求めているのは対応策であって、アイデアというハードルの高いものではない。
「マスク売りましょう」とか言い出されても困る。画面叩き割るわ。

ここまでのブラック・スワンだと、まぁ、わからなくもない。
確かに、一過性かもしれない。多少はコロナ禍が過ぎれば戻るだろう。
でも、元通りにはならない確信がある。

だって、ワイらにとっての売上は、客にとってのコストだから。
当たり前である。で、コスト減らして耐えることが出来れば、不確実性の高まっている状況でコストを元通り払おうなんて奴は、いない。
だから、売上減ったら減った分、コストを減らすのが鉄則。

「コストカットしかないですよね?」とワイがいうと渋られるのである。
私がコストカットという言葉を使うとき、雇用を指す。だから渋る気持ちもわかるけど、それやるのが経営の仕事だよね?
そりゃ、無駄なコストあったらそこから削るけど、売上が50%になってトントンにしてるんだから、これ以上削れるところは既にない。むしろ、ワイが参画する前はどんだけガバガバだったんだよ。

コストカット、それしかないってば。
このままだと、あなたも1年後には立派な失業者ですよ。まだ年金受給できないよね?転職、無理だよね?
どーすんの?つーか、なんでワイが心配するの?ワイは笑うくらいの薄給(マジでワイの日当くらいしかない)がなくなるだけで済むんですけどね。
あ、資本整理で今年数百万使ったからそれも無駄になるか。でも軽傷である。
(それでも、1円とて損するとムカつくけど。)
それ以上に、経営陣は責任ある立場だからいいけど、一応、経営陣を信用してくれている(ことになっている)スタッフに申し訳ない。
「何の対策もないです。バンザイです。」なんて言えない。

というわけで家賃の減賃交渉と、さらなるコストカットをまたやるのである。
中小企業の補助金200万ももちろん申請はするけど、正直、桁が違う。
ボロい社屋も、今年は修繕費を予算に計上したかったが、それも見送りである。つーか、予算立てられないし。

・・・ぶっちゃけ、憂鬱である。
でも、やるだけやる。
それでも無理なら、名誉ある撤退しかない。金策なんてコストの塊をやるくらいなら撤退である。
債権者に迷惑かけるくらいなら、「キレイに撤退」は前から決めていたことだ。

だが、今は潰さないと決めている。
無傷ではいられないけど、潰さない。
まずは、その意識を浸透させることからだ。

・・・とういわけで、頑張りますのでボクの報酬、せめて日当2日分に増やしてください。

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