プチ社長日記:『アフリカ陸路縦断#14:アディスアベバ(エチオピア)〜ハルゲイサ(ソマリランド)』の話

■アディスアベバ〜ハラール
G.W.に続き、夏休みにまたしてもアフリカに戻ってまいりました。
今回はエチオピアのアディスアベバから東進し、ソマリランドのハルゲイサを訪問した後、ジブチへ行く予定です。
当初、スーダンを通ってエジプトのカイロに向かう予定でしたが、もしかしてジブチからエリトリアを抜けてスーダン(ハルツーム)目指した方がよくね?という疑問が頭をもたげ、とりあえず先にジブチに行くことにしました。
エチオピアにはアライバルビザで入国することとし、ソマリランドビザをエチオピアで取得する(日本で取れない)ので、ジブチのビザだけ事前取得です。
大使館は目黒にあります。とても感じの良い女性が対応してくれました。

エアチケットについては、珍しくエクスペディアでトラブったのですが割愛します。
遅延で有名なエチオピア航空ですが、私自身も当日遅延し、空港カウンターでは間に合わないので慌てて空港行きの電車内でオンラインチェックイン、その後搭乗口までダッシュです。
まぁ、結果だけ見ればエチオピア航空も遅れたので余裕でしたけど。
盆最初の3連休とはいえ、22時台の成田はカウンターも閉まってひっそりしています。

登場後、メラトニン飲んでソウルまで爆睡、その後もアディスアディスアベバまで寝まくりです。

アディスアベバには朝の7時着。空港外まで歩いてタクシーを捕まえます。今回はヒルトンとれずでラディソン・ブルホテルに投宿。タクシーの相場は150〜200ブルです。
このラディソン・ブルの中にはトモカコーヒーの高級版があります。本店の方が味がありますが、こっちもまた落ち着いていて良い感じです。ケーキも食べられます。

【ホテルから望むアディスアベバ市内】
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アディスアベバ観光は前回あらかたしているので、ホテルに籠って仕事の残りをやっつけます。
ただし、2つだけやることがあります。
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▲魯蕁璽襪、ディルダウまでのバスチケット確保
です。
,任垢、こちらは一度宿に到着して荷物を降ろしてからソマリランド大使館に向かいましたが、大使館は空港近くなので、開館までの2時間ほど時間を潰してから直接向かってもあまり結果は変わらなかったかも。
偉大な先達のブログなどをササッと予習していたので、100ドルと写真とパスポートID頁のコピーを持って行きます。
ソマリランド大使館は、通常、門扉を閉ざしているのですが、「たーのーもーう」ってな感じでノックすると開けてくれます。

【ソマリランド大使館。ちゃんとしてる】
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ほぼ朝9時(ソマリランドのローカル時間でいうところの3時)に到着。準備万端で挑んだので余裕です。
が、てっきり100ドル手渡しかと思いきや、銀行の口座番号を渡され、「エチオピア商業銀行が近くにあるから、そこで振込んで、そのレシートを持ってきて」と言われます。

なるほど、と大使館を出て150メートルほど歩いた商業銀行で振込み、また戻ってきます。
・・・ということなので、アディスアディスアベバでソマリランド・ビザを取得される方は、銀行の窓口の時間にも左右されます。一応、銀行の人に「何時まで開いてるの?」と聞くと「11時半」と言われたので、これは我々のいう所の17時半です。
が、窓口も混雑しているので、午前中に向かわれることを激しく推奨します。
ビザ取得後は近くのエドナ・モールで昼食とってビールをあおってからホテルに戻ります。

【エチオピア商業銀行】
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【エチオピア定番ビールの一つ(数種類ある)】
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【エドナモール周辺】
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さっきからチョイチョイ出てきてますが、、エチオピアはエチオピアのローカル時間で動いています。
「1日の始まりは日の出であるべし」という思想なのか、我々の朝6時が午前0時。夕方の6時(我々の18時)でリセットされて午後0時です。
アナログ時計も、デジタル時計もエチオピア時間に合わせていますが、GMTベースの時刻を刻んでいる時計も混在しているのでややこしいです。

,離愁泪螢薀鵐疋咼脅萋世あっさりいったので、次は△琉榮絢蠱覆粒諒櫃砲箸蠅かります。

アディスアベバに陸路でやってきた時と違い、北方へ向かう場合には市中心部であるマスカル広場南側が、出発するバスターミナルになります。便利ですな。

ホテルから広場までは徒歩圏なので歩き、コンテナを改装したセーラム・バスのチケット事務所でチケットを購入。
ハラール行きは売切れだったので、まぁ、手前のディレダワでいいやと即決。朝4時半発の便です(実際には、その1時間後くらいに出発だったけど)。
はええよ。エチオピア、夜のバス運行が禁じられているから仕方ないけど、概して朝早すぎない??ホテルの朝食を食べられないんですけど(涙)。


■ディレダワ〜ハラールへ

朝3時に起きて身支度をして、暗闇の中をマスカル広場まで歩きます。

【早朝のマスカル広場バスターミナル(暗い)】
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この時はディレダワに行く気でした。
セーラム・バスは高級とどこかの先達ブログで見たのですが、今となっては中級かと。Zeemenバスとかの方が新型車両を投入しています。
日本の旧型車を使用していました。特にトラブルなく昼の14時頃に到着。思ったよりも早い到着でした。やったね。

因みに途中、道端で休憩していると2人組に話しかけられましたのですが、普通にAK-47持ってました。
でも、英語も話せるし、特段怖い感じはないですね。
【ディレダワへの道 
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休憩で降りた宿場ではコーヒーを飲みます。エチオピアはどこでも安くて美味しいコーヒーが飲めるので、コーヒー好きには最高です。
【ディレダワへの道◆
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ディレダワはアディスアベバ〜ジブチ間の鉄道開設により栄えた街です。もともとはハラールを経由する予定だったのが、コスト削減のために北側にずれ、そこが新たに街として発展した経緯とのこと。
2008年に鉄道は運休したものの、最近になって中国の投資で新たに誕生、となります。
途中、バスは線路に並行して走るのですが、時々、きれいな鉄路を見ることができました。
基本的に古い鉄路は放棄され、新しく敷設し直しています。

ディレダワ駅ですが、先達のブログによると鉄道博物館なるものがあるそうで、ジンバブエのブラワヨで類似の博物館にはまった私は、結構楽しみにしてきました。

【ディレダワ駅。手前は保存車両】
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・・・が、閉館しており、明日なら開いてるよ、とのこと。
未練がましく駅の周りを1周するも、規模はブラワヨのそれよりぐっと小規模の様だったので、さすがにこの為に1泊はなー、と思い直し、意を決しハラールまで足を延ばすことにします。
バスターミナルに行くと、ハラールまで800ブルとか言ってきます。値切っても500ブル。いやいや、ここまで400ブル未満で来たのでそれはないだろう、と近くの老人にぼやくと、「ここは契約車ばかりだから、公共バスはここじゃないバス停だよ」と教えてくれ、グーグルマップ上にプロットしてくれました。
だいぶ西のはずれなのでバジャージで向かい、聞くと35ブルとのこと。やれやれ。
車内はまたもカート(チャット)パーティでしたが、アディスアベバ近辺はエチオピア南部と違って、割と隠れて満喫している感じです。シティボーイだからか??

ハラールですが、夕方の渋滞に巻き込まれて2時間半ほどかかりましたが、暗くなる直前に到着。
途中、女性グループに親切にしていただき、「ついたわよ」と起こしてくれます。
そのまま街の入口にあった宿に飛び込み、部屋を見されてもらって即決です。
まぁ、暗くなってから荷物持ってうろうろしたくなかったので。

晩飯はエチオピアのビールとピザ。ここはイタリアの植民地だったこともあって、イタリア料理はあなどれません。
そしてこれからムスリムの国に行くので、どうしてもアルコールの飲み溜めに走ってしまいます。(言い訳)

■ハラール
6時前に起きて街の散策へ。世界遺産にも指定されているらしいですが、旧市街は見ごたえがあります。
とはいえ、そんなに規模は大きくないので、半日もあれば十分ですけど。

【旧市街ゲート】
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【旧市街 
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【旧市街◆
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ハラールはキリスト教のエチオピア正教が主流のエチオピアにおいて、イスラム教の砦ともいった場所で、アラビア半島との交易の拠点(ムスリムは歴史的に交易上手ですよね)となった場所です。
文字通り城壁があり砦化されています。
今もムスリムが多いですが、特に問題なくキリスト教徒と仲良く過ごしていると言われています。
(近くのディレダワでは昨年暴動があったと聞きましたが。)

【ハラール城壁】
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コーヒーも有名で、ハラールコーヒーの名を聞いた方も多いかと思います。
本場は砂糖を敷き詰めたカップにドロッとした濃厚なエチオピアコーヒーを注ぎ、香草を噛みながら飲んだり、砂糖のかわりにヤギやラクダの乳を入れたりします。何度も言いますが、おいしいです。まぁ、美味しいというより、「癖になる」というのが近いかもしれませんが。

文学界きってのイケメン(と私が思っている)アルチュール・ランボーもここに滞在したことがあり、タクシーのドアにランボーの肖像が描かれたりしています。

【ランボーの描かれたタクシー】
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ランボーの「地獄の季節」は全然わからなかったですけどね。。。(遠い目)
タクシーと言えば、旧型プジョーのタクシーが非常に多く、ちょっと昔にタイムスリップした気分になれます。
まだ行ってないけど、キューバもこんな感じなのでしょうか。

■ハルゲイサへ
11時前にはバスターミナルに向かい、ソマリランド国境近くの街、ジジカ行きのバスを探します。頻発しているらしく、あっさり乗れました。
途中、知り合ったガミラというジブチ人女性およびその母親と姉と親しくなり、一緒にバナナ食べたりジュース奢ってもらいながら楽しくすごします。いいんでしょうか、46歳にもなって奢ってもらってて。だいたいムスリムの国は旅人をもてなす文化からか、私はいつも奢り負けます。エチオピアとか国民一人当たりGDP500ドルなんですけどね。隣のジブチでも1500ドルなんですが。
バスですが、人間以外にヤギも乗っててカオスです。

【誰ですか。ヤギ乗せたの。】
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ジジカからはそのまま国境の街、ワチャーレ行きのバスに乗り継ぎます。
とりあえずテキパキと決めるガミラちゃんにバス代くらいは出します。

しかしこれがガミラちゃん達のサービス精神に火をつけたのか、いろいろ面倒を見てくれます。
いや、いいんだけど。しまいには自分のサブ携帯のSIMを引っこ抜いて「連絡できなくなると困るからこれ差しなさい」とまでくる始末。いやいやいや、結構ですってば。
まぁでも、話を聞いていると女性3人の旅は心細かったようで、その後、彼女たちとは結局ハルゲイサまで一緒だったのですが、いろいろ交渉も買って出たりして持ちつ持たれつになれたんじゃないかと勝手に思っています。

ワチャーレまでのバスはガミラちゃんの活躍で最前席をゲット、見晴らしは良いのですが、道中は検問も多く、なかなか進みません。
挙句に雨にも降られ、ちょっと中途半端な場所でバスは停止、そこからバジャージで国境まで向かいます。

【中途半端な場所】
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国境ですが、それぞれの緩衝地帯との境界にはロープが垂れているだけのシンプルなものです。
それぞれのイミグレで私はスムーズに進んだのですが、ガミラちゃん一家の母親が賄賂を請求されて激おこ。
え?よりによってなんで彼女に?と驚くも、とりあえず交渉して事なきを得ました。

【エチオピア側イミグレ】
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【国境(ロープ)】
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【国境近辺は雑然としております】
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ソマリランド側の道をずっと歩き、ワチャーレの街の奥の方にあるバスに乗り込み、ハルゲイサへ向かいます。
やはり国力の差か、エチオピアに比べると道路の舗装状況がよろしくなく、バスも減速を余儀なくされます。
途中、雨で道がぬかるんだこともあり、夜の20時過ぎにハルゲイサ着となりました。

バックパッカーに有名なオリエンタルホテルを目指していたのですが、渋滞につかまり、
もうあとわずかという所で目に付いたSUGAALとかいう名前のホテルに泊まることにし、バスから降ります。

清潔でしたが15ドルはちょっと高い感じ。まぁ、安全を買ったと言い聞かせ、ピザ食って泥のように眠ります。

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