プチ社長日記:『猫を抱いて象と泳ぐ』の話

芥川小説家である小川洋子氏の作品。
実在のチェスプレーヤーであるアレクサンドル・アリョーヒンと、これまた実在のチェス人形「トルコ人」を材料として、主人公の成長とチェスにかける人々の思考の美しさを描いた作品、と言えばいいだろうか?

【チェス人形トルコ人】


大きくなることを恐れ、小さく、控えめで目立たなくするよう努める主人公が、チェスの広大な海を漂い、美しい棋譜を紡ぐコントラストを活かした描写が素晴らしい。

読後にやさしい気持ちになれる、そんな一冊だと思う。
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