プチ社長日記:『アフリカ縦断#1:南アフリカ」』の話

■口上
2017年5月のアフリカ縦断計画の第1回旅程の回想です。

4月に書いたケープタウンの話から随分、日が経ってしまいました。
実はこれを書いているのは、ケープタウンを嚆矢とするアフリカ縦断計画の第2回旅程を終えた
機上であります。
古新聞かと思われますが、沢木耕太郎氏の「深夜特急」も松尾芭蕉の「奥の細道」も
旅が終わってから記述されたと言いますし、ご了承願えればと。

場所柄、ちょっとガイドブックぽくなっておりますが、少しでも私の経験が後続のお役に立てればとの
思いによります。
(私自身も、先達の記事を参照にすることが多いので。)

■南アフリカ
ケープタウンは一部を除き治安は安定している印象です。
その一部とは駅と旧城砦跡周辺なんですが、私が訪れたときは城砦跡でイベントが開かれており、
休日の家族ずれでにぎわっていました。
DSC_2752.JPG
函館の五稜郭に似た城砦には歴史館があり、アムネスティのような人権団体がアパルトヘイトを軸に人種差別反対・
解放の歴史を展示しているのであるが、アフリカへの進出著しい中国による資本なのか、
何故かアンバランスに日本のネガティブキャンペーンになってしまっているのは非常に残念でした。
南京大虐殺(当然、30万人説)の展示とか、アパルトヘイトと関係ないと思うんですけど。

ケープタウンのバスターミナルは駅に隣接しており、長距離バス会社ではインターケープ社とグレイハウンド社が有名です。
私はグレイハウンド社のURLにアクセスできず、インターケープ社で予約を購入することにしました。
ネットで購入しても、クレジットカードの確認の為に一度窓口に行く必要があるのは両社共通のルールになります。
尚、この時に国境越えの場合はパスポートの有効期間等も確認されます。
バスは大型でトイレもついており、割と快適でした。
【インターケープのバス】
DSC_2756.JPG

ただ真っすぐ続く単調な道ではあるが、アフリカの広大さを垣間見れたようで嬉しくなる。
DSC_2761.JPG

約20時間後、ヨハネスブルグへ到着。
ただ、現地でヨハネスブルグと発音されることはなく、英語読みのジョハネスバーグ、
もしくは略称のジョー・バーグと呼ばれています。

・・・ヨハネスブルグの一時の治安は悪さは確かに凄まじかったらしい。
有名なポンテ・タワーという、円筒形のタワーマンションはギャングや薬の売人に勝手に占拠され、
円筒形の中空部分をなす吹き抜けは、彼らが投棄するゴミで5階部分まで埋まったといいます。見てないから知らんけど。
【バスの中から見たポンテ・タワー】
DSC_2803.JPG
【割と普通のビルでした】
DSC_2804.JPG

確かに、南アフリカ最大の都市であるにも関わらず、廃墟ビル、もしくは不法占拠(※)と思われるビルが多く見受けられます。
※明らかにオフィスビルの作りであるにも関わらず、人が住んでいるのでそう思っているだけで、
現在は(ポンテ・タワーのように)権利関係が整理されているのかも知れない。

ただ、メキシコもそうだが、犯罪の多くはギャング同士の抗争であったりするので、
過去10年において、この都市での日本人の殺人被害者は無く、十分気を付けていれば日中の散策程度は問題ない印象だ。
実際に散策したが、普通の活気ある街である。
【ヨハネスブルグのダウンタウン】
DSC_2771.JPG

一時、2ちゃんねの掲示板で「ヨハネスブルグのガイドライン」というガイドラインシリーズとでも呼ばれる掲示板が
立っており、そこは面白おかしく誇張された表現が成されていたが、(読み物としては楽しいが)
旅の参考になるようなものはないと思われる。
ガイドブックの代表格「地球の歩き方」でも、ヨハネスブルグに関しては、
その看板を投げ捨てて「歩くな」というスタンスであり、地図も載せない徹底ぶりである。
只、この辺はガイドブックなのだから、もう少し最近のデータを掲載した上で、
リスクを取る/取らないは読者に委ねる形式にするなどして、ガイドブックとしての矜持を守れないものかと思う。

かくいう私も、宿は郊外のサントン・シティにとったので、ヨハネスブルグが安全だと言うつもりもない。
一般に言われるほど、悪くはないと思います、という話である。
少なくとも、『北斗の拳』に出てくるような、モヒカンバイク野郎が『ヒャッハー』とか叫んでいるような街ではない。

ヨハネスブルグは過去の荒んだ時代に、企業を中心に中心部から郊外に拠点を移してきたそうで、
その一つがサントン・シティとのこと。
綺麗で巨大なショッピング・モールや高級ホテルが並び、漂う雰囲気からしてもう、安全である。
【サントン・シティの街並み】
DSC_2779.JPG
【ネルソン・マンデラ スクウェア】
DSC_2781.JPG

※ヨハネスブルグに来られる方は、少なくとも最初の1泊目はこのエリアにした方が良いかと思います。
空港からのアクセスも申し分ないです。
因みに、ここのショッピング・モールであるマンデラ・シティで昼飯を食べたのだが、
パスタにあれこれつけると普通に1500円ぐらいします。
ヨハネスブルグからバスで他の街や国に行かれる方は、バスターミナル(パークステーション)が
ダウンタウンにあるので躊躇されることもと多いかと思います。
ただし、バスターミナル建屋そのものは警備が行き届いているので安心だということは、先達もネットに記載している
通り。問題はターミナルへの行き方、ですね。
ガイドブックには、「バスターミナルの外ではなく、敷地の中までタクシーで送ってもらえ」とか
「着いたらホテルに迎えに来てもらえ、一歩も外に出るな」というような内容が書かれています。
しかし、空港⇒サントンシティ⇒パークステーションはハウトレインという新しい列車でつながれており、
ハウトレインの駅とパークステーションは50mほど歩くだけなので問題ありません(保証はしませんが)。
先ほど挙げた長距離バス会社などはその建物から出発しているので、街を散策しないならほぼ大丈夫です。

一方で、私はスワジランド狙いでしたので、ミニバス(ワゴン)の停留所に向かいます。
バスターミナルの裏手から出て、100mほどです。
【チケット購入】
DSC_2800.JPG
ここはちょっと物騒な雰囲気ですが、旅慣れた方なら何の問題もないレベルです。
ヨハネスブルグ発のミニバスですが、これがなかなか充実していて、近郊へ出るバスの他、
ボツワナ、モザンビーク、レソト行き等があり、見ているとわくわくします。
基本的にミニバスは「満員になると発車」というシステムなので、多少待ちますが、私の乗っているスワジランド行は
1時間ほどで発車できました。
コメント