プチ社長日記:『次の廃語辞典の最有力候補:ニッキィ』の話

日経の記事を読んでると、たまに目にするくだらない記事に限ってニッキィがどうとか書いてある。(下記)

■ニッキィとは 日経を日ごろからよく読んでいる女性の愛称です。日本経済新聞社は毎週、経済通、世の中通を目指す読者を本社に招いています。詳しくはhttp://www.nikkei4946.com/nikkey/をご覧ください。

正直、活動自体は悪くないと思うのだが、そんな愛称を他で聞いたことがない。
経済通、世の中通を目指す読者が「為替はどうして動くの?」とか質問するものだろうか?
リンク先を辿って動画を見ると、そういう質問をして「周囲にアピールしちゃおう」的なアナウンスが流れている。
いいからやめておけ。

いずれにせよ、もうちょっとマシなネーミングはなかったのだろうか?
まぁ、私もその手のセンスは無い方なのだが。

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清水義範氏の名作短編集『ことばの国』の『廃語辞典』は廃語を丁寧に解説したものである。中でも私の一番のお気に入りは『E電』である。『国電』に代わる名称として公募され、なぜか『ぱっとサイゼリア』の宣伝(ファミレスの宣伝ではない)の小林亜星氏などが選んだ用語だが、そもそも『イイ電車』に由来している(エクスペディアではEnjoyなどと書いているが、当時の報道で私も『イイ電車』と聞いた記憶があり、最低のセンスだな、と呟いたのを覚えている)というマヌケな由来から、見事なくらい定着しなかった。そりゃそうだ。定着しなくてホント良かったと胸をなでおろし、日本人の言葉のセンスの正しさに光明を見る思いである。

今、もし私が『廃語辞典』の改版を依頼される立場だとしたら、是非推したいのが『オーストリー』である。
かつてオーストリア駐日大使館商務部が「Austria」の日本語表音表記を「オーストリー」へと変更すると突如宣言。これについては私も過去のブログで書いた記憶がある。
当時から、その変更の理由が『だって、オーストラリアと間違われやすいから』という中学生レベルである点に香ばしさを感じていたが、各報道機関はこれを見事に黙殺。音速の廃語化を遂げている。(しかもオーストリア通商部のサイトのリンクが今はもう切れている。なかったことになっているようである。)
いや良かった。胸をなでおろし、日本人の(以下略)。

そして今、私が次の廃語候補として挙げるのがニッキィである。
これからも生暖かく見守りたいと思う。つーか、もう廃語でいいんじゃないか、これ。





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