プチ社長日記:『陽だまりの彼女』の話

最近、白石一文の著作を読むようになったのだが、どこに行っても『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』の下巻が手に入らない。
ネットで買えよ、IT系だろと言われても、本でも服でも買うプロセスが好きな私にはネットは味気ない。もう少し探してみようと思う。

とは言え、何か軽く読めるものを、と思い手に取ったのが本書。
帯に『それは、一世一代の恋(うそ)だった』とあるように、ネタバレすると面白さが激減するので詳細にかけないが、主人公が中学生の頃に抱いた、恋とはいえない気持ちから26歳で彼女に再会し、恋愛に疾走する甘い文章は、通常なら食傷気味になるところだが、彼女の不思議なキャラが気になるように伏線が張られ、最後まで読ます。あとがきにも同様のことが語られているが、正直、素直にそう思った。
こういう、思いがけない良書に出会えるのが、書店で本を買うときの楽しみのひとつだ。
コメント