プチ社長日記:『休暇大空転』の話

先週末を以って、約1年4ヶ月に続いたプロジェクトから離れることになりました。
毎度のことながら、「もっと○○しておけば良かった」などと思うのですが、今回はいろいろ特殊なケースで苦労した面もあります。

最終日はお世話になった方々に挨拶を終え、更に其の日は代官山で偉い方と素敵ディナーの約束がありましたので、いそいそと地下鉄の駅へ。
何か東京タワーがいつもより派手で、写真をとる人がやたら多い。タワー自体は毎日見てるのでありがたみは無いのだが、付和雷同で私も記念に一枚。

自分で仕事を始めたときは、プロジェクト間の期間を不安な気持ちで過ごしていました。
今もそういう気持ちはあります。

勿論、この仕事以外にも手掛けているものはあって、そちらとのウェイト調整で多少は捌けるものの、やはりそれなりの時間を投入しているタスクが消滅するというのは、正直、手持ち無沙汰で空虚な感じがします。
『博打的な要素の強いインカムよりも、安定したベーシックインカムこそが貴重』というのも無論ありますが、やはり社会との接点的にも、特に、「『自分の努力に対して報酬がある』=『労働市場における自分の市場価値』というモノサシが解っていれば、社会での『通りが良くなる』」というのが非常に大きいです。

だが、それなりに長くやっていると、この『オフの期間に何をするか』が次のステップに向けて重要であることに遅まきながら気付いてきました。
あるひとつの事柄について、体系的に勉強するのも良し、ポジションさえ調整できれば海外に行って新しい空気を吸うのも良いですし。
今回も「税務やってレポート読んで他社の決算や試算表と向き合い、日頃疎遠になりつつある友人と連絡をとったら、とりあえず気持ちの切替に旅行しよう。とりあえず旅行の計画だけ立てとこう。」そう思い立ったまでは良かったんですよ。

・・・んで、前回チャレンジして一蹴されたチベットへのリトライとして、チベット専門の旅行社とコンタクト。すると、「2年前の暴動以降、暴動の発生した3月は外国人が一切入境できません。4月1日から入境許可証の手続き開始です。」と再度フラれる。4月がどうなってるかわからないので、「その時決めるんで書類だけ送ってください」、と依頼だけする。

まぁ、チベット不可は想定の範囲内なので、気を取り直して、次の目標をイランに。こう見えて世界史好きなので、ペルシアは一度は行って「見」たい。
イランに強い旅行社に行けば良かったのだが(これがミス)、『地球の歩き方』を買ったその足でHISへ。
ビザ発給の代行はしていないが、どうやら流動的とは言えアライバルビザ(e-ビザ)もあるし、『何とかなるんじゃね?』との結論に窓口の方とも至り、月曜朝からさっそくイラン大使館へ。
因みに白金高輪駅近くにあり、勤務先にも近いので、いつもと同じ時間帯の列車にのる。スーツ着てないだけで、休み感覚ゼロ。

イラン大使館は想像以上に立派で、ワクテカで窓口に向かい、勇躍発給申請をする。
が、『個人には発給してない』と。えー。
アライバルビザ含め、いろんな可能性を求め食い下がるも、頭の良さそうなメガネをかけたじいさんが気の毒そうに『すみません』と言うので、引き下がる。
『上野公園にいっぱいいるじゃん、イラン人』とか関係ないこと思いながら大使館を後にする。
あぁ、私の旅行計画はいずこへ。
(だが、この件をきっかけにイランが私の『絶対いつか行ってやる』リストに追加されることに。)

しょんぼりしながら近くの本屋で『地球の歩き方』コーナーへ行き、行きたい国を求めて端から指でツツーッとなぞる。
南アフリカやケニアで指が止まり、中身をみるがリゾート感あふれた内容でパス。
無論、そうでないところの方が多いのは知ってるが、買う気は失せてしまう。
リゾート嫌いなんですよ。野郎一人で行ってもやることないし。

で、次に指が止まったのがモロッコ。
『お、なんか良さげ。あ、ビザ不要なんだ、これなら(料金の高い祝日の明日は避けて)明後日には跳べるな。モロッコだけだとつまらないから、スペインのバルセロナ・インして列車で南へ驀進し、フェリーでジブラルタル海峡を越え、マラケシュ・アウトだ。よし決定!』と5分弱で決定。これなら航空券の手配だけなんで鉄板。『遅くとも週末にはフライング・バルセロナ・アタック(スト競轡蝓璽困離丱襯蹈阿竜擦量樵亜砲世福▲侫侫奸』と勇躍丸の内(のHIS)へ向かうことに。

・・・ワクテカしつつも、私は脳みそが若干右よりなので、途中、思い立って靖国神社に参ることに。『ついで参り』は良くないので、帰りではなく先に靖国神社参拝をすることにしたのは言うまでもない。
思えば、プロジェクトの切れ目切れ目には必ず靖国神社参拝。
公証役場が近く、登記を上げに来るときも靖国神社参拝。
桜が咲いたぜ靖国神社参拝、である。
別に国粋主義者って訳ではないのだが、家族を持たず、大会社に帰属しない私にとって、『日本人デスヨ』ってのは揺るぎなき安定感を持つ、非常にわかりやすいコミュニティだからかな、とかふと思う。

参拝を済ませ、『思えば5年前、参拝を済ませて鳥居を出たら電話がかかってきて、仕事の電話だったなぁ、、』などと思い出しながら鳥居をくぐる。

・・・すると、鳴り出す携帯。これは!
落ち着いた場所へ移動してコールバックする。
結論から言えば、仕事決定。水曜から。
勿論、即受け。(可能な限り笑顔で受注、がモットーです。)
そうして私の今回の休暇は、事実上、1日で終了したのでありました。
(まぁ、長くはなさそうなんで、終わったらチベットかイランには行ってやろうかと。。)
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