有限会社Ayleeds社長日記。継接ぎだらけですが、世界一周旅行もやってます。

プチ社長日記:『現代アートビジネス』の話

奈良美智氏、村上隆氏などの展覧会を企画・開催した敏腕ギャラリストである小山登美夫氏による新書。
2008年初版なので、もっと早く読めば良かった、と後悔するほどの内容である。
写真も現代アートの1ジャンルを担う以上、この手の領域には明るいと勘違いされがちだが、私自身はよく分っていない。本書はそんな私のような人間に対しても解りよい内容となっている。

本書は5つの章立てとなっていて、「ギャラリストの仕事」「アーティストはどのように育っていくか」「お金とアート」「今後の日本におけるアートマーケット確立とビジネスとしての展望」といったテーマで語られる。特にお金とアートに2章を割いているのが、ビジネスとしてもアートと向き合う、氏のギャラリストとしての立場が鮮明で面白い。

奈良美智氏、村上隆氏では奈良氏の作風が好きで、オーストリーを代表するエゴン・シーレとグスタフ・クリムトではシーレが好きな私なので、小山登美夫氏が「奈良さんはシーレで村上さんはクリムトだね」と発言したことが妙に印象深かった。
その他、現代アートシーンを巡る小ネタや、コラムも充実しており、非常に楽しめる内容になっている。
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